リニア・バイポーラ電源 BOPシリーズ 

低ノイズ&リップル、高安定
高速スルーレート:10V/μs(±100Vモデル)
(100W,200W,400W)

(株)東陽テクニカ 理化学計測部
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特長

豊富なラインナップ

  • 定格出力: 40W ~400W(100W x2ch出力 /200W x2ch出力モデルも用意)
  • 出力電圧: ~±1000V
  • 出力電流: ~±20A
  • CV、CC動作
    • CV:定電圧/電圧波形出力
    • CC:定電流/電流波形出力

4象限バイポーラ出力

  • 切替なしで正負両極性に渡り出力
  • 4象限出力(ソース、シンク動作)
  • 高速スルーレート:10V/μs (±100Vモデル)

低ノイズ&低リップル、高安定性

  • リニアアンプ(シリーズレギュレータ)方式
  • スイッチングノイズは発生しません
  • 電源変動率:<0.0005% (CV, typ.)
  • 負荷変動率:<0.001% (CV, typ.)

インターフェイス

  • アナログ電圧/電流制御
    • CV:電圧波形出力
    • CC:電流波形出力
  • アナログインターフェイス
    電圧モニタ、電流センス、電圧/電流制限 他
  • リモート制御(500V,1000Vモデルは除く)
    • GPIB/RS232C(RJ45)オプション:BIT4886
    • Ethernet/LAN(LXI)オプション:BIT802E

HART通信の規格認証試験に

+/-50Vcd、+/-2A、5.0V/V、0.2A/V

BOP シリーズ 100W, 200W, 400W
BOP-L シリーズ

誘導性L成分負荷 対応 ⇒

BOP-HV シリーズ 高電圧:±500V、±1000V ⇒
BOP-MG/ME/GL シリーズ 高出力:1000W ⇒

低ノイズ&低リップル、高安定リニア方式(ドロッパー電源)

昨今の電源の主流であるスイッチング電源は、スイッチングノイズによりシステム動作や測定結果に悪影響を及ぼす恐れがあるため、デバイスの特性試験や各種 センサーの駆動など ノイズを嫌うアプリケーションには不向きです。米国Kepco社 BOPシリーズは リニアアンプ方式の電源(ドロッパー電源)であるため、スイッチングノイズが無い高安定な出力を供給でき、ノイズにお困りのお客様にソリューションを提供します。

4象限 バイポーラ電源、正負両極性にわたり出力

BOPシリーズは、低ノイズ&低リップルのリニアアンプ方式バイポーラ電源です。
極性の切り替えなしでゼロを通過し、正(+)負(-)両極性に渡りリニアに出力できます。また、電力の供給(ソース)と吸収(シンク)を行える4象限動作が可能なので、交流駆動における容量性(キャパシタンス)負荷、誘導性(インダクタンス)負荷に対しても動作します。

特に、電磁石、モーターなど、ソレノイド(コイル)を用いた電磁部品の駆動には、1H(ヘンリー)まで対応可能なBOP-Lシリーズを用意しています。

高速・高出力のブースターアンプ/オペレーショナル電源として

BOPシリーズは、高速スルーレート:10V/μs (±100Vモデル)の優れた応答特性により 高速オペレーショナル電源/アンプとして利用できます。また 切替えなしでゼロを通過し 正(+)負(-)両極性に渡り出力することができるので、任意波形/ファンクションジェネレータなどのブースターアンプとして最適で、高出力のユーザー定義の任意波形、シーケンス波形を出力できます。
また、高利得プリアンプを内蔵しており、スケーリング、サミング、インテグレーション等の用途の大容量オペアンプとしても活用できます。

  • パルスメッキ、電着塗装、陽極酸化などの表面処理
  • 車載機器などの電源変動試験や、ノイズ/リップル重畳試験
  • 電源、電池のダイナミック負荷、二次電池パルス充放電
  • 電磁石、モーターなど、ソレノイド(コイル)を用いた電磁部品
  • HART通信の規格認証試験

 

任意波形作成ソフト
 (別途オプション 任意波形/ファンクションジェネレータと接続して使用する場合)  

アナログ/デジタル インターフェイス (高電圧モデルは一部除く)

様々な計測シーンに対応できるようインターフェースが用意されています。 
アナログ電圧/電流コントロールは前面端子からも、その他の 電圧モニタ、電流センス、電圧/電流リミット などのアナログインターフェイスは、背面端子からユーザーが自由にアクセスできます。 
また、GPIB、RS232C(RJ45) 、LAN(LXI)リモートインターフェイスもオプションで対応しています。

仕様

BOPシリーズ ラインナップ

品名 出 力 帯 域 立ち上がり (10~90%) スルーレート
電圧 電流 電圧 電流 電圧 電流 電圧 電流
100Wモデル(3/4ラックサイズ)
BOP20-5D ±20V ±5A 18kHz 12kHz 20μs 30μs 1.6V/μs 0.27A/μs
BOP50-2D ±50V ±2A 18kHz 12kHz 20μs 30μs 4.0V/μs 0.11A/μs
BOP100-1D ±100V ±1A 18kHz 11kHz 17μs 22μs 9.4V/μs 70mA/μs
200Wモデル(3/4ラックサイズ)
BOP20-10D ±20V ±10A 18kHz 10kHz 20μs 40μs 1.6V/μs 0.27A/μs
BOP36-6D ±36V ±6A 16kHz 13kHz 25μs 30μs 2.5V/μs 0.61A/μs
BOP50-4D ±50V ±4A 23kHz 14kHz 15μs 25μs 5.7V/μs 0.26A/μs
BOP72-3D ±72V ±3A 20kHz 15kHz 18μs 26μs 6.4V/μs 0.18A/μs
BOP100-2D ±100V ±2A 22kHz 15kHz 18μs 26μs 8.9V/μs 0.12A/μs
BOP200-1D1 ±200V ±1A 4kHz 2.5kHz 110μs 150μs 2.9V/μs 10mA/μs
400Wモデル(フルラックサイズ)
BOP20-20D ±20V ±20A 9.5kHz 10kHz 35μs 35μs 0.9V/μs 0.91A/μs
BOP36-12D ±36V ±12A 20kHz 10kHz 16μs 35μs 3.6V/μs 0.64A/μs
BOP50-8D ±50V ±8A 16kHz 10kHz 14μs 35μs 5.7V/μs 0.37A/μs
BOP72-6D ±72V ±6A 19kHz 9.5kHz 18μs 40μs 6.4V/μs 0.24A/μs
BOP100-4D ±100V ±4A 18kHz 14kHz 22μs 30μs 7.3V/μs 0.21A/μs
高電圧モデル(フルラックサイズ) 詳細は⇒
BOP500DM ±500V ±80mA 5.3kHz 2.0kHz 30μs 80μs 18V/μs 1.25mA/μs
BOP1000DM ±1000V ±40mA 1.8kHz 1.5kHz 88μs 106μs 12V/μs 0.4mA/μs

BOPシリーズ概略

  100W/200W/400Wモデル 高電圧モデル5
電圧モード 電流モード 電圧モード 電流モード
typ. Max. typ. Max.
電源変動率(min-max) < 0.0005% 0.001% < 0.002% 0.005% < 0.0005% < 0.0005%6
負荷変動率(0%~100%) < 0.001% 0.002% <0.5mA 1mA < 0.005% < 0.005%
安定度(8時間) < 0.005% 0.01% < 0.01% 0.02% < 0.01% < 0.01%
温度係数(/℃) < 0.005%

0.01%

< 0.01% 0.02% < 0.01% < 0.01%
リンプルノイズ2 rms < 1mV 3mV4 < 0.01% 0.03% < 10mV < 25uA7
p-p3 < 10mV 30mV4 < 0.1% 0.3% < 200mV < 500uA7

1) BOP200-1Mの寸法は、400Wモデルと同サイズ。
2) コモンモード電流が負荷に流入しないようコモン端子を接地のこと。
3) 20Hz~10MHz帯域。
4) BOP200-1Mは、5mVrms、50mVp-p。
5) 定格出力の10%~100%出力時は、設定の%。
    定格出力の10%以下の時は、10%の出力設定の%。
6) 又は、0.2μAのいずれか大きい方。
7) ノイズの周波数成分は、電流スタビライザによる。
   カットオフ周波数より高い周波数では、電圧モードと等しいノイズが現れる。

■電波法について

10kHz/50Wを超えて製品を利用する場合は、高周波利用設備として総務大臣の許可が必要です。
許可申請は、製品の設置場所を管轄する総合通信局におこなってください。

関連法令

  • 電波法第100条(高周波利用設備)
  • 電波法施行規則第45条(通信設備以外の許可を要する設備)
  • 無線局免許手続規則第26条(高周波利用設備の設置許可の申請)
  • 無線設備規則第65条(通信設備以外の設備の電界強度の許容値)