Lake Shore Cryotronics Inc.(レイクショア / USA)の製品一覧
レイクショア社は、温度センサや温度測定・制御機器の世界的なリーディングサプライヤです。近年は磁場測定装置や、各種材料の磁気特性や電気特性の解析システムのメーカーとしても最新のラインナップを開発しています。
4 Kクライオクーラー(サンプルは真空中): SHI-4シリーズ
4 Kクライオクーラー(サンプルは静的交換ガス中):SHI-950/SHI-850シリーズ
Janis交換ガスシステムは、主な利点が2つあります。冷凍機の動作中も短時間でサンプル交換可能な点と、コールドフィンガーに簡単に固定できない非導電性または不規則な形状のサンプル(粉末、溶液など)に対して効率的に冷却可能な点です。これらの利点は、冷凍機を使用してサンプルの周囲のヘリウム交換ガスのカラムを冷却することで可能になります。 サンプルは、長いロッドを介して、冷却のためにガスカラムのほぼ均一な温度領域に挿入されます。 サンプルロッドを取り外し、ロッド上のサンプルを切り替え、ロッドをクライオスタットに再挿入するだけで、サンプルを交換できます。 一連の操作は数分で完了し、冷凍機の稼働中に実行可能です。 したがって、サンプルを交換する時間は、真空クライオスタット内のサンプルと比較して大幅に短縮可能となります。
4 Kクライオクーラー(防振タイプ):CCR-XGシリーズ
従来のクローズドサイクル冷凍機システムでは、サンプルはコールドヘッドに直接取り付けられ、システムが動作すると、数ミクロンサイズの振動がコールドヘッドからサンプルに直接伝達されます。CCR-XGシステムは、サンプルの振動を最小限に抑えるように特別に設計されていると同時に、サンプル雰囲気は真空となります。これらのシステムは、ヘリウム交換ガスとゴムベローズを使用して、コールドヘッドの振動をサンプルから分離します。サンプルはコールドヘッドに接続されていないステージに取り付けられますが、ヘリウム交換ガスによって冷却され、これにより、サンプルを冷却しつつ振動を低減することが可能です。ゴム製ベローズがクライオスタット本体をコールドヘッドを接続し、本体とコールドヘッドが別々に保持されている場合、本体に振動はほとんど伝わりません。
PTSHI-950-LT 1.5K連続クローズドサイクル冷凍機クライオスタット
ST-100光学用連続フロークライオスタット
ST-100-FTIR フーリエ変換赤外分光法アプリケーション用クライオスタット
ST-170 電子スピン共鳴(ESR)用クライオスタット
ST-200 非光学(管状)クライオスタット
ST-300/ST-300T コンパクトタイプ クライオスタット
ST-300-MS 顕微鏡用連続フロークライオスタット
ST-400 超高真空(UHV)クライオスタット
ST-500 顕微鏡用クライオスタット
ST-500は顕微鏡、イメージング、高分解能フォトルミネッセンス用にデザインされており、低熱膨張と内部での振動分離を組合わせた構造で、振動やドリフトが小さくなるよう設計されています。短い作動距離でいろいろな顕微鏡に搭載可能です。Janis製連続フロークライオスタットは寒剤を陽圧で移送するため冷却時に真空ポンプ等は不要で、ポンプからの振動を気にすることもありません。サンプルホルダーは真空中に取付けるため、透過実験にも対応できます。高効率のフレキシブルトランスファーライン、温度コントローラを組み合わせて使用すると5K~475Kの温度範囲で、±50mK以内の温度制御が可能で、校正済み温度センサーと組合せて使用すれば優れた温度制御が可能です。
また、ST-500-UCは厚さが29.6mmとST-500の半分以下の厚さなのでスペースが限られた顕微鏡への取付が可能です。