SevOne 事例紹介
様々な場面で活躍する“SevOne”ソリューション
ストレージシステムの性能管理
特定のアプリケーションに対するI/O path監視
ストレージに関連するパフォーマンスをリアルタイムに監視(サーバのCPU、物理メモリ、HBA、スイッチポート、ストレージアレイなど)し、問題発生を事前予測
SNMPをサポート
非SNMPメトリクスに対応可能
データ・コレクションスクリプトを使用すれば、SNMP非対応のストレージからもメトリクスを収集可能
様々なストレージベンダへの対応
SevOneはEMC, NetApp, IBM, Hitachi, Dell, Fujitsu, Oracle等、全てのストレージベンダのログを収集可能
SLAを満たすためにキーとなるストレージのパフォーマンス・メトリクス(ストレージがどの程度のパフォーマンスで動作しているか)を収集し、表示します。
- IOPS:READとWRITEコマンドの要求回数をグラフ化
- ストレージのREAD/WRITEコマンド比率の遷移を監視し、どれだけのホストがリクエストを出したのかを把握します。
- Queue Depth(コマンドの処理待ち行列の数):Queue Depthとレイテンシ(遅延)を同時に監視
- データ・フラグメンテーション(データの断片化)が進行すると、レイテンシ(遅延、ハードディスクからの読み出し)が悪化します。このレイテンシを Queue Depthと共に監視することにより、潜在的なストレージの問題を見出すことが可能です。
マルチ・ベンダで構成されるSANやNAS環境から得られる性能メトリクスをひとつのダッシュボード上に表示し、ストレージ環境を完全に可視化することができます。
IOPS(READ/WRITEコマンドの1秒当たりの発行数)を表示
VMデータストアのサマリ画面です。現在利用可能な領域、データストアの最大容量、およびデータストアに発行されたREAD/WRITEコマンド数を秒単位で表示します。
- 性能劣化の原因はサーバ、ネットワーク、ストレージのいずれにあるかを分析
- アプリケーションのレイテンシが悪化する前に、ストレージのボトルネックを検出
- ストレージ容量がどれくらい必要か、或いはいつ枯渇するかを予測
SevOneを利用することで
- エンドツーエンドによるレポートと監視機能を提供します。
- ネットワーク経由で提供するサービスやアプリケーションに関係するすべてのコンポーネントを監視します。
- ストレージシステムも併せて監視をすることにより、トラブルシューティング時のブラインドスポットをなくします。
データセンタの電力/温度監視
データセンタ全体を包括的に管理し、効率的なエネルギー利用 と安定稼働を監視するDCIMが注目されています。SevOneでは、DCIMによる電力・温度監視の状態監視やIPMIによるサーバ筐体内の電圧・温度監視をxStatsにより一元管理する事が可能です。
∗DCIM:Data Center Infrastructure Management:ファシリティ管理
∗IPM(I Intelligent Platform Management Interface)は、サーバの温度や電源、ファンの状態などを監視するために、Intel,DELL,HP等によって策定された標準インターフェース仕様です。
DCIM(データセンタ インフラストラクチャ マネジメント)に必要な機能
電力、温度、電圧などを一元管理
- データセンタ内にあるサーバ等の各機器の消費電力を測定する。
- ラック毎の温度、湿度を測定する。
- 空調の温度設定、風量、風向のモニタとコントロールをする。
- 主電源、バックアップ電源の状態のモニタとコントロールをする。
- 各機器の稼働状況の把握と異常の検出をする。
ハイブリッドクラウドの可視化(AWSインテグレーション)
任意の監視項目をカスタマイズして1画面表示
xStats AdapterによりAWS環境から障害解析のためのメトリクスを取得します。AWS Cloud Watchから必要なデータを取得し、統合管理することでHybrid Cloud環境でもシームレスな監視が可能になります。
オブジェクト | インジケータ | KPI |
---|---|---|
AWS EBS ボリューム | VolumeIdleTime | ストレージ |
VolumeReadOps | ストレージ | |
VolumeWriteBytes | ストレージ | |
VolumeQueueLength | ストレージ | |
VolumeTotalWriteTime | ストレージ | |
VolumeWriteOps | ストレージ | |
VolumeTotalReadTime | ストレージ | |
VolumeReadBytes | ストレージ | |
AWS インスタンンス | StatusCheckFailed_System | システム統合性 |
StatusCheckFailed | システム統合性 | |
StatusCheckFailed_Instance | システム統合性 | |
DiskReadOps | Disk I/O | |
DiskWriteBytes | Disk I/O | |
DiskReadBytes | Disk I/O | |
DiskWriteOps | Disk I/O | |
AWS インスタンス ネットワーク | NetworkIn | ネットワーク I/O |
NetworkOut | ネットワーク I/O | |
AWS インスタンス CPU | CPUUtilization | CPU |
請求 | CPUCreditBalance | 請求 |
CPUCreditUsage | 請求 | |
EstimatedCharges | 請求 |
CloudWatchから取得できる監視項目例
仮想環境の可視化(vCenterインテグレーション)
SevOne PASは物理と仮想を分け目なく分析できるよう、vCenterをインテグレーションして解析できます。
vCenter及びESXホストサーバからのデータ収集が可能です。
技術 | 概要 |
---|---|
vSphere APIインテグレーション | オートディスカバリ + vCenterとESXホストサーバからのデータ収集 |
vMotionサポート | vMotionの履歴をヒストリカル表示 |
プラグイン・アーキテクチャー | 1秒間隔のポーリングやベースラインスレッショルドの設定 |
アラートコンソール | アラートの統合 |
仮想環境におけるリソース監視の例
vSphereから取得されるデータの例
- CPU 負荷
- アイドリング状態にあったCPUの時間
- ESX 消費メモリ
- VMあるいはホストにマップ化されたESXメモリ
- VMカーネルで使用されたメモリアクティビティ
- メモリバルーン
- ディスクI/Oレート
- In/Out 総オクテット数
管理ツールの統合による4G LTE網の監視
キャリア網におけるベンダ独自の管理ツールの統合
キャリア網では、サービスを安定して運用させるためエンドツーエンドのトラフィックを注意深く監視する必要があります。
しかし、そのネットワークは様々なベンダーの機器で構成されており尚且つそれぞれの機器はベンダー独自の技術を使って各社独自の管理ツールで監視されています。
SevOneはCisco,AlcatelLucent,Ericsson,Accedian,Nokia,Mitel等の各社が提供しているLTE網を監視するための管理マネージャとの統合をxStatsにより実現し、1台で全てのツールを統合管理することが可能です。