Helixサーバに接続する

P4Vを初めて起動すると、接続設定ウィザード(Macの場合は接続設定アシスタント)が自動的に実行されます。ウィザードを使用すると、接続設定を指定できるほか、必要に応じてユーザやワークスペースを作成できます。それ以降のP4Vセッションでは、[接続をオープン]ダイアログがデフォルトで表示されます。ウィザードやアシスタントを手動で実行するには、[接続] > [接続を設定]​に移動します。

新しい接続を使用してHelixサーバに接続するには、以下の手順を実行します。

1. P4Vを起動します。P4Vがすでに稼働している場合は、[接続] > [接続をオープン]​に移動します。[接続をオープン]ダイアログが表示されます。

   

2. [接続をオープン]ダイアログで、Helixサーバ 名とポート番号を「server_host:port_number」の形式で入力します。server_host:port_number

   HelixサーバがSSL (Secure Sockets Layer)の暗号化に対応している場合は、「ssl:server_host:port_number」という形式で入力します。

   重要

   SSL対応のHelixサーバに接続する際に、信頼されていないSSL接続または改ざんされたSSLフィンガープリントに関する警告が表示された場合は、接続を完了する前にHelixサーバの管理者に問い合わせてください。

3. [ユーザ]フィールドにユーザ名を入力します。

   • 特定のユーザを参照するには、[参照]​ボタンをクリックし、リスト内で目的のユーザを選択します。
   • ユーザを作成するには、[新規]をクリックして必要な情報を入力します。

4. (任意指定) [ワークスペース]フィールドに、クライアントワークスペースの名前を指定します。

   • 特定のクライアントワークスペースを参照するには、[参照]​ボタンをクリックし、リスト内で目的のワークスペースを選択します。
   • クライアントワークスペースを作成するには、[新規]をクリックして必要な情報を入力します。詳しくは、「ワークスペースを作成する」を参照してください。

5. [OK]をクリックします。

   P4Vは、指定されたHelixサーバに接続し、メインウィンドウに新しいインスタンスを表示します。

   注意

   接続先のサーバが多要素認証 (MFA)を使用して構成されている場合は、別の検証レイヤを入力するためのプロンプトが表示されます。設定内容に応じて、資格情報を入力する前に、検証方法を選択しなければならない場合があります。

   詳細については、Helix Core P4コマンドリファレンスの「p4 login2」を参照してください。

   注意

   [P4VS-2753/P4V-23511/P4EXP-476] 接続先のサーバがHelix SAMLを使用した認証用に構成された場合、Helix SAMLダイアログが開き、IDプロバイダ(IdP)を使用して登録されたユーザ名とパスワードを入力するよう求めるプロンプトが表示されます。詳細については、Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本の「Helix SAML」を参照するか、Helix Coreサーバの管理者にお問い合わせください。

以前に使用した接続で Helixサーバ に接続するには、以下に示すいずれかの操作を実行します。

• すでにP4Vが実行されている場合は、[接続] > [最近使用した項目を開く]に移動して接続を選択します。

• P4Vを起動する場合は、[接続をオープン]ダイアログの[接続]ドロップダウンで接続を選択します。[接続]ドロップダウンリストに、最新の[お気に入りの接続]が一覧表示されます。

  注意

  P4Vの起動時に[以前にオープンされたすべての接続を復旧する]ように接続プリファレンスが設定されている場合、P4Vは、[接続をオープン]ダイアログをスキップして、最後に使用された接続を開きます。

お気に入りの接続

お気に入りの接続のリストを保存してエントリにわかりやすい名前を割り当てることができます。これにより、ポート番号やHelixサーバのホスト名を覚える必要がなくなります。

• お気に入りの接続を追加するには、[接続] > [お気に入りの接続] > [お気に入りの接続を追加]に移動します。
• 既存のお気に入りを変更するには、[接続] > [お気に入りの接続] > [お気に入りを管理]に移動します。
• お気に入りの接続に接続するには、[接続] > [お気に入りの接続]に移動して、オープンする接続を選択します。

UnicodeモードのHelixサーバに接続します。

UnicodeモードのHelixサーバに初めて接続する場合は、P4Vで文字セットを選択する必要があります。UnicodeモードのHelixサーバに接続する場合は、この設定を正しく行い、クライアントマシンとHelixサーバ間でファイルが適切に転送されるようにする必要があります。どの設定を選択してよいかわからない場合は、Helixサーバの管理者に問い合わせてください。

UnicodeモードのHelixサーバに初めて接続する場合、[接続をオープン]ダイアログを閉じると、P4Vにより、[文字エンコードを選択]ダイアログが表示されます。必要なエンコードを指定し、[OK]をクリックします。指定したエンコードにより、設定されているすべてのデフォルト値が上書きされます。後で同じHelixサーバに接続する際にはこのエンコードが使用されます。

UnicodeモードのHelixサーバのデフォルトのエンコーディングを構成するには、[編集] > [プリファレンス]​ (Windowsの場合)または[P4V] > [プリファレンス​] (Macの場合)に移動し、[表示]ページを開きます。

Windows、Mac、LinuxプラットフォームではUTF-16エンコードの処理が異なるため、Helixサーバは、UTF-16文字セットのいくつかのバリアントをサポートしています。具体的には、マルチバイト文字の配列や、ファイルヘッダにバイトオーダーマーカー(BOM)を含めるかどうかが異なります。標準のUTF-16設定であるutf16は、プロセッサの通常のデフォルト値に従って構成されています。クライアントコンピュータで別のバイトオーダー/BOMの設定を使用する必要がない場合は、この設定を使用することをお勧めします。

Unicode環境とUnicodeファイルを処理するためのクライアントとHelixサーバを構成する方法については、使用しているHelixサーババージョンの国際化対応情報を参照してください(http://www.perforce.com/perforce/doc.current/user/i18nnotes.txt)。