Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本 (2019.1)

Swarmの統合プロパティ

プロパティ 意味

P4.Swarm.URL

Helix SwarmサーバのURLに設定して、P4Vの統合を有効にします。

P4.Swarm.URL.xxxx

複数のSwarmサーバが存在する場合、複数のSwarmURLを指定します。xxxxは希望のサーバのサーバIDです。

P4.Swarm.Timeout

SwarmP4V統合のタイムアウト値を設定します。デフォルトは10秒です。

Swarm接続を設定する

P4VSwarmサーバに接続するには、サーバがインストールされている場所を確認する必要があります。SwarmはWebアプリケーションのため、URLで場所を指定することができます。

SwarmまたはP4V管理者は、P4.Swarm.URL[.serverid]プロパティを使用してSwarmサーバの場所を指定します。

  • 単一のSwarmサーバの場所を指定するには、サーバIDの有無によってP4.Swarm.URLまたはP4.Swarm.URL[.serverid]構文を使用します。例えば、以下のコマンドでは、10.5.40.145:1666で指定されるサーバの場所はhttps://my_swarm_server.comです。

    $ p4 -p "10.5.40.145:1666" property -a -n P4.Swarm.URL -v "https://my_swarm_server.com"
  • 複数のSwarmサーバの場所を指定するには、P4.Swarm.URL[.serverid]構文を使用し、p4 propertyコマンドを開始するたびにSwarmサーバのサーバIDを指定します。以下に例を示します。

    $ p4 -p "10.5.40.145:1666" property -a -n P4.Swarm.URL.svr1 -v "https://my_swarm_server1.com"
    $ p4 -p "10.5.40.145:1667" property -a -n P4.Swarm.URL.svr2 -v "https://my_swarm_server2.com"

    認証サーバを使用する場合(および複数のp4dインスタンスで認証サーバ内をファネルしている場合)、またはSwarmの複数のインスタンスをレプリカサーバまたはエッジサーバに対して展開している場合にのみ、サーバIDフォーマットの使用が必要になります。

P4VがサーバIDを持たないサーバに接続を試行する場合、プロパティP4.Swarm.URLが設定されているか、またSwarmにアクセスするURLを使用しているかどうか確認します。プロパティが設定されていない場合は、P4VSwarmとの接続を試行しません。

P4VがサーバIDを有するサーバに接続を試行する場合、

  1. P4VはサーバにサーバIDを問い合わせ、svr1などを取得します。
  2. P4Vp4.Swarm.URL.svr1の設定を確認し、そのURLを使用してSwarmと通信します。
  3. p4.Swarm.URL.svr1が設定されていない場合、P4Vp4.Swarm.URLの値を確認し、Swarmサーバへのアクセスにその値を使用します。
  4. p4.Swarm.URLが設定されていない場合、P4VSwarmとの接続を試行しません。

P4VSwarmサーバに接続を試行したときにp4.Swarm.URLおよびp4.Swarm.URL.myserverid両方の値が存在する場合には、サーバIDとの一致が一般的な一致より優先されます。

p4 propertyコマンドを発行するユーザは、指定のSwarmサーバにアカウントを持っている必要があります。

p4 propertyコマンドを以下のように使用して、Swarmサーバの現在のプロパティをリストします。

$ p4 -p "10.5.40.145:1666" property -l -A
   P4.Swarm.Timeout = 10 (any) #1
   P4.Swarm.URL.master-1666 = https://my_swarm_server1.com