Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本 (2019.1)

構造化ログを有効にする

構造化ログ記録を有効にするには、serverlog.file.N 設定可能変数にファイル名を設定します。

構造化ログファイルに有効な名前および記録される情報を以下の表に示します。ファイル名とあわせてファイルパスを使用することができます。

警告

表で指定されているファイル名から1つを選んで使用する必要があります。任意の名前を使用した場合、指定したファイルにデータが記録されません。

ファイル名 説明

all.csv

すべてのログ記録可能なイベント(commands、errors、audit、triggersなど)

audit.csv

監査イベント(audit、purge)

auth.csv

p4 loginのログイン試行の結果。ログインが失敗した場合、その理由がログに記録されます。認証方法による追加の情報も記録されます。

commands.csv

コマンドイベント(command start、compute、およびend)

errors.csv

エラーイベント(errors-failed、errors-fatal)

events.csv

サーバイベント(startup、hutdown、checkpoint、journal rotationなど)

integrity.csv

レプリカの整合性チェックの際の主なイベント。

ldapsync.csv

p4 ldapsyncイベント。以下のような場合に記録が行われます。

  • ユーザが追加、更新、削除される
  • ユーザがグループに追加される、またはグループから削除される

route.csv

認証済みクライアントとの接続の完全なネットワークルートを記録します。net.mimcheckに関連するエラーも、関連するホップに対して記録されます。

track.csv

コマンド追跡(track-usage、track-rpc、track-db)

triggers.csv

トリガイベント。

user.csv

ユーザイベント。ユーザがp4 logappendを実行するたびに記録。

ファイルは順番に設定する必要はありません。

$ p4 configure set serverlog.file.1=audit.csv
$ p4 configure set serverlog.file.2=auth.csv
$ p4 configure set serverlog.file.4=track.csv
$ p4 configure set serverlog.file.3=triggers.csv
Note

すべての構造化ログファイルを有効にすると、相当量のディスクスペースが消費される可能性があります。ログファイルのサイズの管理とログのローテーション回数の管理についての詳細は、構造化ログファイルのローテーションを参照してください。

Nに指定する値は、500以下である必要があります。