Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本 (2019.1)

実行中のプロセスを一覧表示する

Helixサーバによって監視されているプロセスを一覧表示するには、次のコマンドを使用します。

$ p4 monitor show

現在実行中のプロセスのみを表示するには、次のコマンドを使用します。

$ p4 monitor show -s R

デフォルトでは、p4 monitor出力の各行は次のようになります。

pid status owner hh:mm:ss command [args]

ここで、pidはUNIXのプロセスID(WindowsのスレッドID)です。statusRもしくはTで、実行中か終了しているかを示します。ownerは、そのコマンドを実行しているユーザのHelixサーバユーザ名です。hh:mm:ssは、そのコマンドを実行してから経過した時間です。commandargsは、Helixサーバが受け取ったコマンドと引数です。以下に例を示します。

$ p4 monitor show
74612 R qatool     00:00:47 job
78143 R edk        00:00:01 filelog
78207 R p4admin    00:00:00 monitor

コマンドを呼び出す際に指定された引数を表示するには、次のように-aフラグ(引数フラグ)を使用します。

$ p4 monitor show -a
74612 R qatool     00:00:48 job job004836
78143 R edk        00:00:02 filelog //depot/main/src/proj/file1.c //dep
78208 R p4admin    00:00:00 monitor show -a

ユーザ環境に関する追加情報を取得するには、-eフラグを使用します。-eフラグは、以下のようなフォームの出力を生成します。

pid client IP-address status owner workspace hh:mm:ss command [args]

この場合、clientHelixサーバアプリケーション(およびバージョン文字列またはAPIプロトコルレベル)、IP-addressはユーザのHelixサーバアプリケーションのIPアドレス、workspaceはユーザの現在のクライアントワークスペースの設定です。以下に例を示します。

$ p4 monitor show -e
74612 p4/2011.1 192.168.10.2   R qatool    buildenvir 00:00:47 job
78143           192.168.10.4   R edk       eds_elm    00:00:01 filelog
78207 p4/2011.1 192.168.10.10  R p4admin   p4server   00:00:00 monitor

デフォルトで、すべてのユーザ名とクライアントワークスペース名(該当する場合)は10文字で切り捨てられ、行は80文字で切り捨てられます。この切り捨てを無効にするには、次のように-l(long-form)オプションを使用します。

$ p4 monitor show -a -l
74612 R qatool     00:00:50 job job004836
78143 R edk        00:00:04 filelog //depot/main/src/proj/file1.c //dep
ot/main/src/proj/file1.mpg
78209 R p4admin    00:00:00 monitor show -a -l

-a-l-eのオプションを使用できるのは、Helixサーバ管理者とスーパーユーザのみです。