Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本 (2019.1)

多要素認証

ほとんどのPerforceインスタンスは安全なファイアウォールの背後に配置され、アクセスするにはユーザパスワードが必要になります。多要素認証は、ユーザパスワードが解読される事態に備えてセキュリティのレイヤを追加します。

多要素認証 (MFA)はユーザによって指定されたIDを確認する方法です。認証メカニズムに対して複数の証拠(または要素)を適切に提示しないと、ユーザはアクセスを許可されません。要素には知識(本人のみが知っている情報)、所有物(本人のみが持っているもの)、遺伝的形質(本人固有の形質)があります。

Helix MFAは最も一般的な要素をサポートするように設計されています。

  • ワンタイムパスワード(OTP)コード
  • サードパーティプロンプトまたは外部プロンプト(モバイルアプリ認証、電話の呼び出しなど)

HelixによるMFAのサポート方法については、以下を参照してください。

MFAをサポートするHelixクライアントに構成は必要ありません。必要な手順は独立したHelix MFA Authenticatorアプリをインストールするのみです。このアプリは以下を行います。

  • Helix Coreクライアント用のMFAログイン画面とプラグインを提供し、サーバで構成されている既存の設定に基づいて動作します。(MFAをまだサポートしていないHelixクライアントにはMFAが必要であることを示すエラーが表示されますが、コマンドラインインターフェイスまたは独立したHelix MFA Authenticatorを手動で実行することにより認証を完了できます。)
  • P4Vインストーラとパッケージ化されているため、最新のP4Vにアップグレードすると、アプリはインストーラの一部としてすぐに機能します