Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本 (2019.1)

ネットワーク

HelixサーバはTCP/IPネットワーク上で動作可能です。リモートユーザや分散構造向けに、Perforceはプロキシやコミット/エッジアーキテクチャなど、WAN上でパフォーマンスを向上させるためのオプションを提供しています。ネットワークレイヤでの圧縮も役立ちます。

Helixサーバは各クライアントとサーバの通信にTCP/IP接続を使用します。サーバのポートアドレスはP4PORTで定義されますが、クライアントのポート番号はTCP/IPによって決められます。コマンドが完了して接続が閉じると、ポートはその後2分間にわたってTIME_WAIT状態になります。ポート番号の範囲は1025から32767までですが、通常、同時に使用できる番号の数は、数百から1000くらいです。したがって、例えばスクリプトを使用してHelixサーバコマンドを何度も立て続けに呼び出すと、使用可能なポートがすべて占有される可能性があります。

TCPキープアライブ

デフォルトでは、キープアライブの機能がOSでサポートされている場合は有効です。ネットワークによってアイドル接続がサイレントに切断されると、その動作が原因となって想定外の接続の問題が発生するおそれがあります。次のp4サーバ構成可能変数は、オペレーティングシステムで構成済みの動作をオーバーライドします。

キープアライブ技術についての一般的な説明については、次を参照してください。

http://tldp.org/HOWTO/TCP-Keepalive-HOWTO/overview.html

http://tldp.org/HOWTO/TCP-Keepalive-HOWTO/usingkeepalive.html