Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本 (2019.1)

同時接続を制限する

監視機能が有効(p4 configure set monitor=1またはそれ以上)の場合、構成可能変数server.maxcommandsを設定して、サービスが同時に処理できるコマンド要求の数を制限できます。

理想的には、この値は、ベースとなるハードウェアリソースが過負荷になる前に暴走スクリプトやサービス不能を検出できる程度に十分低く設定すると同時に、平均接続数とサイトでのピーク処理量との間に十分なゆとりが保たれる程度に高く設定します。

P4LOGが設定されている場合、サーバログには次の形式の行が含まれます。

Server is now using nnn active threads.
ヒント

サーバログで、サイトにおける通常時の処理量レベルを知ることができます。server.maxcommandsを予想されるピーク時のアクティビティよりも高い値に設定してください。少なくとも200%から500%高めに設定することを推奨します。

コマンドが多すぎる

2019.1以降、server.maxcommandsで問題が発生する場合でも、superまたはoperator(「ユーザタイプ」を参照)であるユーザは、問題を診断するためのコマンドを実行することができます。

エンドユーザにTooManyCommandsエラーが表示された場合でも、superユーザは、以下のコマンドを実行できます。

p4 admin p4 configure p4 counter
p4 counters p4 group p4 groups
p4 help p4 help-graph (グラフ) p4 info
p4 journals p4 lockstat p4 login
p4 login2 p4 logout p4 logtail
p4 monitor p4 protect p4 protects
p4 pull p4 server p4 servers
p4 user    

エッジサーバの管理者など、operatorユーザは、以下のコマンドを実行することができます。

p4 admin p4 configure p4 counter
p4 counters p4 group p4 groups
p4 help p4 help-graph (グラフ) p4 info
p4 journals p4 lockstat p4 login
p4 login2 p4 logout p4 logtail
p4 monitor p4 protect p4 protects
p4 pull p4 server p4 servers
p4 user