ディスクサブシステム
ファイルシステムを超えて満たさなければならないI/Oリクエストに対して、I/Oサブシステム上でいくつか改善を行うことができます。db.*
ファイルを含むストレージサブシステムにはメモリキャッシュがあります。ストレージサブシステムのメモリキャッシュを最大化することをお勧めします。また、最適なパフォーマンスのため、ライトバックキャッシュを有効にすることをお勧めします。ただし、ストレージサブシステムメモリがバッテリーバックアップ電源を持っている必要があります。db.\*
ファイルが存在する論理ドライブのI/Oレイテンシは、ローテーションレイテンシや物理ドライブそのものの回転遅延も含めて最小化する必要があります。I/Oレイテンシの最小化にはホストとストレージサブシステムが直接接続されている必要がある場合があります。また、一般的に15K RPM程度の、回転速度の最も速い物理ドライブが必要です。
RAID 1+0(またはRAID 10)は一般的にパフォーマンスのよいRAID構成です。db.*
ファイルの置かれている論理ドライブに適用することをお勧めします。論理ドライブ内の物理ドライブの数はp4d
のパフォーマンスにも影響します。一般的に、論理ドライブ内の物理ドライブの数が増えると、パフォーマンスは向上します。一定量のディスク容量が必要な場合は、より容量の小さい物理ドライブを使用することでパフォーマンスが向上する可能性があります。論理ドライブのストライプサイズもパフォーマンスに影響します。適切なストライプサイズは論理ドライブ内の物理ドライブの数によって決まります。
ハードウェアベースのRAID導入(つまり、ホスト上で実行されるソフトウェアとして導入されていないRAID論理)は通常、優れたパフォーマンス特性を備えています。ソフトウェアベースのRAID導入では、p4d
プロセスに必要なCPUサイクルを使用してしまう場合があります。そのため、ソフトウェアベースのRAID導入は避けた方がよいでしょう。