Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本 (2019.1)

Helixサーバのカスタマイズ: ジョブ仕様

Helixサーバのジョブでは、チェンジリストを機能拡張要求、問題報告、その他のユーザ定義のタスクにリンクさせることができます。また、Helixサーバはサードパーティの欠陥追跡ツールとHelixサーバとを統合する手段として、P4DTG(Helix Defect Tracking Gateway)も提供します。詳細については、「サードパーティの欠損追跡システムと連携する」を参照してください。

Helixサーバユーザによるp4 jobの使用方法については、『Helix Coreサーバユーザーガイド』を参照してください。この章では、管理者によるジョブシステムの変更について説明します。

デフォルトのジョブテンプレートには、ジョブ追跡用のフィールドが5つあります。Helixサーバでプロジェクトの規模が小さいうちは、これらのフィールドのみで十分ですが、プロジェクトの規模が大きくなると、これらのフィールドの情報のみでプロジェクトを管理しきれなくなる場合があります。ジョブテンプレートの内容は、p4 jobspecコマンドを使用して変更することができます。p4 jobspecは、Helixサーバ管理者のみが使用できます。

この章では、Helixサーバジョブテンプレート変更のしくみを説明します。

警告

Helixサーバジョブテンプレートへの不適切な変更は、サーバデータベース破損の原因になる恐れがあります。ジョブテンプレートへの変更に関する警告、注意、勧告は本章の最後に記載されています。