ディスク容量の割り当て
Perforceが使用するディスク容量は、以下の3つの要素に依存します。
- クライアントワークスペースの数とサイズ
- サーバデータベースのサイズ
- 全バージョン化ファイルのサーバのアーカイブのサイズ
以上の3つの変数すべてが、使用中のデータの性質と、Perforceの使用度によって変わります。
必要なクライアントファイルスペースは、ユーザが任意の時点でクライアントワークスペース内に必要とするファイルのサイズと一致します。
サーバのデータベースサイズはかなりの精度で計算できます。概算で、ファイルごとにユーザ1人につき0.5KB必要です。(例えば、1つのシステムにファイルが10,000個あり、ユーザが50人いれば、データベースに250MBのディスク容量が必要です。) データベースは、時間の経過とともに個々のファイルの履歴が増加するにつれて、規模を増していくことが予想されます。
サーバにあるバージョン化ファイルのアーカイブのサイズは、保存されているオリジナルファイルのサイズに依存し、リビジョンの追加に応じてサイズが大きくなります。P4ROOT
ディレクトリに十分な空き容量を割り当てることを推奨します。バージョンファイルの現在の合計サイズの3倍に加えて、ファイルごとにユーザ1人につき0.5KBを追加し、ディポファイル、ファイルステータス、ファイルリビジョン履歴のリストを保存するデータベースファイルを格納できるようにします。
db.have
ファイルには、クライアントワークスペースで作業状態になっているファイルのリストが記録されています。したがってこのファイルのサイズはデータベース内の他のファイルと比べて急速に増大していく傾向があります。db.have
ファイルのサイズに関する問題が発生している状態で、サイズの大きなファイルがサポートされるサーバにすぐに切り換えができない場合は、使用していないクライアントワークスペースの仕様を削除し、クライアントワークスペースのビューの範囲を減らすことによって、問題の影響を軽減することができます。