Helix Coreサーバユーザーガイド (2019.1)
複数のディポの場所を同じワークスペースにマッピングする
オーバーレイマッピングにより、複数のディポディレクトリのファイルをワークスペースの同じ場所にマッピングすることができます。2番目のディレクトリの内容をワークスペースにオーバーレイするには、マッピングの先頭にプラス記号(+
)を指定します。
例複数のディレクトリを同じワークスペースにオーバーレイする
ジョーは、ワークスペースを同期するときにプロジェクトのファイルを結合しようと考え、以下のようにビューを設定しました。
View: //Acme/proj1/... //joe/project/... +//Acme/proj2/... //joe/project/...
オーバーレイマッピングである//Acme/proj2/...
は//joe/project
にマッピングされ、最初のマッピングがオーバーレイされます。オーバーレイマッピングで衝突が発生することはありません。//Acme/proj2
内のファイル(削除されたファイルも含む)が//Acme/proj1
内のファイルよりも優先されます。//Acme/proj2/file.c
が存在しない場合(「存在する」ファイルに相対するが、「削除されたファイル」ではない)、代わりに//Acme/proj1/file.c
がワークスペースにマッピングされます。
オーバーレイマッピングは、ビルド環境においてスパースパッチを適用する際に役立ちます。