p4 replicate

あるHelixサーバにおけるジャーナルの変更をポーリングし、別のHelixサーバに伝達できるようにします。

構文

p4 replicate [-j token] [-s statefile] [-i interval] [-k -x -R] [-J prefix]  
              [-T tables] [-o output] [command]

説明

このコマンドは新しいジャーナルエントリをHelixサーバからポーリングし、それらを標準出力に出力するか、commandが指定されている場合にはジャーナルレコードをcommandにパイプし、そこからサブプロセスを生成させます。

オプション

-i interval	ポーリング間隔を秒数で指定します。 デフォルトは2秒です。 ポーリングを無効にする(つまり更新されたジャーナルエントリを1回のみチェックして終了する)には、intervalに0を指定します。
-j token	メタデータの複製を開始するジャーナル番号または位置トークンをjournalnum/byteoffsetの形式で指定します。 このオプションが指定されていると、ステートファイル仕様はすべてオーバーライドされます。
-J prefix	ジャーナルのファイル名に付けるプレフィクスを、p4d -jc prefixと同様に指定します。
-k	次回のポーリングまでの間、commandサブプロセスへのパイプを開いたままにします。
-o savefile	出力するファイルを指定します。 commandサブプロセスが指定されている場合、サブプロセスおよび指定されたsavefileの両方が出力に提供されます。
-R	-Rオプションを付けると、p4 replicateは接続が失われた場合または重大なエラーが発生した場合にサーバへの再接続を試みます。 ポーリング間隔を-i intervalにより指定する必要があります。
-s statefile	最新のジャーナル位置を記録するステートファイルを指定します。 statefile構成可能変数を使用してステートファイルを指定することもできます。
-T tables	エクスポート対象から除外するデータベーステーブル(db.haveなど)のリストを提供します。
-x	ジャーナルローテーションが検出されたとき、p4 replicateコマンドを終了します。
g-opts	詳細については、「グローバルオプション」を参照してください。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか？	ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか？	最低限必要なアクセスレベル
適用外	適用外	super

• メタデータ(アーカイブファイルは含まない)を複製する必要がある場合、またはメタデータをフィルタリングする必要がある場合に、p4 replicateを使用してください。 ほとんどの状況において、p4 pullによる複製の方がp4 replicateよりも適切です。

• 詳細情報については、「Helix Coreサーバ管理者ガイド: マルチサイト展開」を参照してください。

関連コマンド

ファイルコンテンツおよびジャーナルレコードを更新する	p4 pull
ジャーナルレコードまたはチェックポイントレコードを未加工のフォームで表示する	p4 export