p4 property

プロパティの値を追加、削除、または一覧表示します。

構文

p4 [g-opts] property -a -n name -v value [-s sequence] [-u user | -g group]

p4 [g-opts] property -d -n name [-s sequence] [-u user | -g group]

p4 [g-opts] property -l [-A] [-n name [-s sequence] [-u user | -g group]] 
                      [-F filter] [-T taglist] [-m max]

説明

p4 propertyコマンドを使用すると、管理者はPerforceサービスに保存されているプロパティ定義を表示および更新することができます。 サービスではプロパティ定義は使用されませんが、別のHelixサーバアプリケーション(P4Vなど)にこの機能が提供されています。

Perforceサービスではメタデータの保存方法として、カウンタ/キー、属性、プロパティの3つが提供されています。

アプリケーションが単純なキーと値のペアによる簡易的な保存形式しか必要とせず、セキュリティモデルの実装を試行しない場合は、p4 countersコマンドとp4 keysコマンドを使用してください。

アプリケーションのメタデータが特定のファイルに関連付けられている場合は、p4 attributeを使用します。

アプリケーションのメタデータがファイルに関連付けられていないが、その可視性をユーザやグループに制限したり、シーケンス番号によって複数の値の優先順位を制御したりすることが要求されている場合は、p4 propertyを使用します。

同じプロパティに複数のプロパティの値を指定する場合、優先順位を設定するために専用のシーケンス番号を使用します。 シーケンス番号がより高い値が、シーケンス番号がより低い値の前に並べられます。 シーケンス番号が同じ場合、並び順の関係は定義されていません。

オプション

-a	プロパティの値を更新するか、存在しない場合はプロパティの値を更新します。 admin権限が必要です。
-A	すべてのユーザおよびグループのプロパティを、各プロパティの値のプロパティのシーケンス番号とともに一覧表示します。 admin権限が必要です。
-d	プロパティの値を削除します。 admin権限が必要です。
-F filter	filterのパターンに一致するプロパティのみを表示します。 p4 fstatの構文を使用します。
-g group	このプロパティが適用されるユーザグループを指定します。
-l	1つ以上のプロパティの値を一覧表示します。 -n name引数を指定するとパフォーマンスが大幅に改善します。
-m max	出力対象をmax件までの一致プロパティに制限します。
-n name	プロパティの名前を指定します。
-s sequence	プロパティのシーケンス番号を指定します。 未指定の場合のデフォルト値は1です。
-T taglist	表示されるフィールドを、taglistに示されたフィールドに制限します。 p4 fstatの構文を使用します。
-u user	このプロパティが適用されるユーザを指定します。
-v value	プロパティの値を指定します。
g-opts	詳細については、「グローバルオプション」を参照してください。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか？	ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか？	最低限必要なアクセスレベル
適用外	適用外	list, admin

• Helixサーバ管理者はp4 propertyを使用してP4Vのパフォーマンス設定を集中管理し、機能の有効/無効を選択的に切り替えることができます。

  詳細については、『Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本』を参照してください。