Helix Core P4コマンドリファレンス (2019.1)

p4 graph rebase (グラフ)

ターゲットの新しいベースにローカル履歴を再生します。

注意

graphタイプのディポのみになります。

構文

p4 graph rebase [-r ref ] [-f] --repo repo --target target source

説明

リベースはターゲットブランチのベースをソースの現在の場所からソースのHEADに移動します。 ソースブランチは変更されません。

リベース:

  1. ターゲットとソース間の共通ベースを特定し、ベース以降にコミットされたターゲットブランチのローカルコミットを保存します。
  2. ターゲットブランチのHEADをソースブランチのHEADにリセットします。
  3. 保存したローカル変更を新しいコミットとしてターゲットに適用します。

ターゲットブランチのリファレンスは最後に再生されたコミットに更新されます。

リベースを実行するにはforce-push権限が必要です。 (詳細は権限を参照)

差分の再生中に衝突が検出されるとリベースに失敗し、その間に行われたコミットは孤立します。

共通ベースが見つからない場合、リベースは失敗します。

オプション

--repo

リポジトリを指定します。

--target

ローカル変更を新しいベースにリベースして履歴を変更する対象となるブランチリファレンスを指定します。

-r

代替リファレンスを更新してテストに使用できるようにします。これにより、ターゲットを更新する必要がなくなります。
リファレンスが存在する場合はforce-push権限が必要になります。
リファレンスが存在しない場合はcreate-ref権限が必要になります。

-f

--targetがリポジトリのデフォルトのブランチである場合は必要になります。