P4PASSWD
あらゆるHelixサーバコマンドに、現在のHelixサーバユーザのパスワードを提供します。
使用上の留意点
クライアントが使用するか? | サーバが使用するか? | 同様に機能するコマンドライン | P4CONFIGファイルで設定できるか? |
---|---|---|---|
はい |
いいえ |
|
はい |
明示的に設定されない場合の値
OS | 値 |
---|---|
すべて |
なし |
備考
Helixサーバのパスワードは、p4
passwd
を介して設定するか、またはp4 user
によって表示されるフォーム内で設定します。 P4PASSWD
の設定は、ユーザの本人確認を行うために使用されます。 パスワードが設定されていない場合、P4PASSWD
が設定されていてもその値は使用されません。
環境変数P4PASSWD
は手動でプレーンテキストのパスワードに設定できますが、より安全な方法はp4 passwd
コマンドを使用することです。 UNIXの場合、これによりパスワードを安全確実に検証するチャレンジ/レスポンス機構が起動します。 Windowsの場合、MD5ハッシュによって暗号化したパスワードを、環境変数P4PASSWD
に設定します。
Windowsプラットフォームでは、ユーザがP4Vでパスワードを設定している場合、レジストリ変数P4PASSWD
の値が該当ユーザのために設定されます。 P4Vでパスワードを設定することは、MS-DOSコマンドラインからp4 passwd
(またはp4 set
P4PASSWD
)を使用し、レジストリ変数に、MD5ハッシュによって暗号化されたパスワードを設定することに似ています。 暗号化されていないパスワードそのものがレジストリに格納されることはありません。
チケットベースの認証を使用しているときに、P4PASSWD
の設定に依存するスクリプトがある場合は、p4 login
-pを使用して、パスワードと同様にHelixサーバコマンドに渡すことのできる(つまり、コマンドラインから渡すか、またはP4PASSWD
を有効なチケットの値に設定して渡すことのできる)チケットの値を示します。