P4CHARSET
Unicodeファイルのコード変換に使用される文字セットです。
使用上の留意点
クライアントが使用するか? | サーバが使用するか? | 同様に機能するコマンドライン | P4CONFIGファイルで設定できるか? |
---|---|---|---|
はい |
いいえ |
|
使用可 |
明示的に設定されない場合の値
OS | 値 |
---|---|
すべて |
なし。 Perforceサービスがunicodeモードで動作していても、 |
備考
サーバがunicodeモードに設定されている場合、クライアントはP4CHARSET
をauto
に設定し、クライアントの環境に応じて、unicode
タイプのファイルの変換に使用する文字セットを決定します。 したがって、P4CHARSET
を特定のタイプに設定する必要があるのは、クライアントの文字セットの選択が原因で変換が失敗した場合、またはその他の特別な必要性がある場合のみです。 例えば、チェックアウトしたファイルを使用するアプリケーションで特定の文字セットが必要になる場合です。
P4CHARSET
の設定が有効となるのは、unicode
およびutf16
のファイルのみです。unicode以外のタイプのファイルは、コード変換されません。
Perforceサービスの設定がデフォルト(非Unicodeモード)のときは、ユーザワークステーションでP4CHARSET
を設定してはいけません(またはnone
に設定します)。 P4CHARSET
が設定されているのに、サービスが国際語モードでない場合は、サービスが次のエラーメッセージを返します。
Unicode clients require a unicode enabled server.
一方、Perforceサービスの設定がUnicodeモードのときは、P4CHARSET
をauto
またはユーザのマシンの値(none
以外)に設定しなければなりません。 P4CHARSET
が設定されていないのに、サービスをUnicodeモードで操作していると、Helixサーバアプリケーションが次のエラーメッセージを返します。
Unicode server permits only unicode enabled clients.
Unicodeモードの詳細、およびバイトオーダーマークを含む/含まないUTF-8、UTF-16、UTF-32の各種文字セットに対するP4CHARSET
の設定については、「Perforce国際語モードに関する注意事項」(http://www.perforce.com/perforce/doc.current/user/i18nnotes.txt)を参照してください。
クライアントへの影響に加えて、Unicode設定はサーバとの通信に使用するトリガスクリプトにも影響します。 トリガで使用されるファイル名、Helixサーバ識別子、およびUnicode文字を含むファイルを確認し、サーバで使用される文字セットと一貫性があることを確認してください。
有効なP4CHARSET
の値を一覧表示するには、p4 help charset
コマンドを実行してください。