Helix Coreワイルドカード

Helix Coreでは、ファイルの集合を操作するコマンドで2種類のワイルドカードを使用できます。

ワイルドカード 説明

*

スラッシュを除くすべての文字を表します。 1つのディレクトリ内のみを対象とします。 使用しているプラットフォームに応じて、大文字と小文字が区別されます。

...

スラッシュを含むすべての文字を表します。 再帰的に(指定されたディレクトリおよびその配下のディレクトリ内すべてを)照合します。

Helix Coreワイルドカードは、以下の例のようにローカルシンタックスまたはHelix Coreで使用できます。

一致するファイル

J*

Jで始まる現在のディレクトリ内のファイル

*/help

現在のサブディレクトリ内のhelpという名前のすべてのファイル

./...

現在のディレクトリとそのサブディレクトリに含まれるすべてのファイル

./....c

現在のディレクトリとそのサブディレクトリに含まれており、.cで終わるすべてのファイル

/usr/bruno/...

/usr/brunoに含まれるすべてのファイル

//bruno_ws/...

bruno_wsという名前のワークスペース内またはディポ内のすべてのファイル

//depot/...

depotという名前のディポ内のすべてのファイル

//...

全ディポ内のすべてのファイル

ワイルドカード*は、コマンドがHelixサーバに送信される前にOSによってローカルで拡張されます。 ローカルのOSによってワイルドカード*が拡張されないようにするには、これを引用符で囲むか、前に逆スラッシュを付けます。

注意

... ワイルドカードとp4 addコマンドは併用できません。 ... ワイルドカードは、Helixサーバでは拡張されますが、サービスでは追加されるファイルを判別できないため、ワールドカードを拡張できません。 ワイルドカード*は、Helix CoreではなくOSシェルによって拡張されるため、p4 addで使用できます。