スペースを含むファイルまたはディレクトリは、引用符で囲みます。 例:
"//Acme/dev/docs/manuals/recommended configuration.doc"
その他のHelix Coreオブジェクトの名前(ブランチ名、クライアント名、ラベル名など)にスペースを含めると、そのスペースはHelixサーバによって自動的にアンダースコアに変換されます。
Helix Coreオブジェクト(ブランチ、クライアントワークスペースなど)に付ける名前は、1024文字以内で指定する必要があります。
以下に示す予約文字は、デフォルトではHelix Core識別子またはHelix Coreにより管理されるファイルの名前に使用できません。
予約文字 | 理由 |
---|---|
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日付、ラベル名、チェンジリスト番号に使用するファイルリビジョン指定子 |
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ファイルリビジョン番号 |
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ワイルドカード |
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ワイルドカード(再帰的) |
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ワイルドカード(位置的) |
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パス名コンポーネントの分離記号 |
上記の文字には、衝突する別の用法があります。 衝突する用法を以下に示します。
/
で区切りますが、DOSコマンドでは多くの場合、/
がコマンドラインスイッチと解釈されます。#
をコメントの始まりとして解釈します。*
を拡張して複数のファイルに一致させ、DOSコマンドラインは%
を変数の参照に使用します。これらの文字をファイル名やパス名に使用するには、次の表に示すASCII文字表現の16進値を使用します。
文字 | ASCII |
---|---|
|
|
|
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|
|
|
ファイルを追加するときにファイル名を文字通りに指定し、後からASCII拡張を使用してそのファイル名を参照します。 例えば、recommended@configuration.doc
というファイルを追加するには、次のコマンドを発行します。
$ p4 add -f //Acme/dev/docs/manuals/recommended@configuration.doc
チェンジリストをサブミットすると、文字が自動的に拡張され、次のように変更サブミットフォームに表示されます。
//Acme/dev/docs/manuals/recommended%40configuration.doc
ファイルの追加を含むチェンジリストをサブミットした後、ASCII拡張を使用して、ファイルをワークスペースと同期するか、ワークスペース内で編集する必要があります。 例:
$ p4 sync //Acme/dev/docs/manuals/recommended%40configuration.doc
特殊文字の@
、#
、*
、または%
をエスケープするという必要条件は、クライアント仕様のRoot:
フィールドまたはAltRoots:
フィールドでそれらの文字を使用する場合にも適用されます。それぞれ、%40
、%23
、%2A
、%25
を使用してエスケープしてください。
ファイル名とHelix Core識別子には非ASCII文字を使用できますが、これらの文字をコマンドラインから入力するには、プラットフォーム特有の解決法が必要な場合があります。 Helix CoreをUnicodeモードで使用する場合は、すべてのユーザがP4CHARSET
を適切に設定しておく必要があります。 P4CHARSET
の設定に関して詳しくは、「P4コマンドリファレンス」および『Perforce国際語モードに関する注意事項』を参照してください。
国際語環境では、共通コードページまたはロケール設定を使用して、組織内のすべてのコンピュータですべてのファイル名が正しく表示されるようにしてください。 コードページまたはロケールを設定するには、次のようにします。
LOCALE
を設定します。