現在のインストール環境にSSL接続が必要な場合は、P4PORT
を必ずssl:
という形式で設定してください。 SSL接続が有効化されているHelixサーバでプレーンテキストによる通信を行おうとすると、次のエラーメッセージが表示されます。hostname
port
クライアントの接続に失敗しました。サーバーはSSLを使用しています。 クライアントで、SSLプロトコルのプレフィックスをP4PORTに追加する必要があります。
P4PORT
をssl:
という形式で設定し、サーバへの再接続を試みてください。hostname
:port
SSL接続が有効化されたサーバへの暗号化接続を初めて確立するときに、サーバのフィンガープリントを検証するように求められます。
The authenticity of '10.0.0.2:1818' can't be established, this may be your first attempt to connect to this P4PORT. The fingerprint for the key sent to your client is CA:BE:5B:77:14:1B:2E:97:F0:5F:31:6E:33:6F:0E:1A:E9:DA:EF:E2
管理者は、表示されたフィンガープリントが正しいかどうかを確認することができます。 フィンガープリントが正しい場合にのみ、p4 trust
コマンドを使用してそのフィンガープリントを自分のP4TRUST
ファイルに追加します。 P4TRUST
が未設定である場合、このファイルはユーザのホームディレクトリ内の.p4trust
であると想定されます。
$ p4 trust
The fingerprint of the server of your P4PORT setting
'ssl:example.com:1818' (10.0.0.2:1818) is not known.
That fingerprint is
CA:BE:5B:77:14:1B:2E:97:F0:5F:31:6E:33:6F:0E:1A:E9:DA:EF:E2
Are you sure you want to establish trust (yes/no)?
Added trust for P4PORT 'ssl:example.com:1818' (10.0.0.2:1818)
フィンガープリントが正しい場合は、yes
と入力してこのサーバを信頼します。 フィンガープリントをコマンドラインからtrustファイルに直接インストールすることもできます。 次のコマンドを実行します。
$ p4 trust -p ssl:hostname:port -i fingerprint
ここでssl:
は現在のhostname
:port
P4PORT
の設定、fingerprintは管理者が検証したフィンガープリントです。
これ以降は、example.com:1818
のサーバから報告されるフィンガープリントが、P4TRUST
ファイル内に記録されたフィンガープリントと同じであるかぎり、ssl:example.com:1818
へのSSL接続が信頼されます。
Helixサーバから報告されたフィンガープリントが、信頼済みのフィンガープリントと異なる場合は、次のエラーメッセージが表示されます。
******* WARNING P4PORT IDENTIFICATION HAS CHANGED! ******* It is possible that someone is intercepting your connection to the Perforce P4PORT '10.0.50.39:1667' If this is not a scheduled key change, then you should contact your Perforce administrator. The fingerprint for the mismatched key sent to your client is 18:FC:4F:C3:2E:FA:7A:AE:BC:74:58:2F:FC:F5:87:7C:BE:C0:2D:B5 To allow connection use the 'p4 trust' command.
このエラーメッセージは、P4TRUST
ファイルに保存されているフィンガープリントに変更が加えられたものがサーバで使用されていること、およびサーバのSSL証明書に変更が加えられたことを示します。
フィンガープリントの変更に正当性がある場合でも(例えば、サーバのSSL証明書の有効期間を管理者が制御しており、証明書が期限切れになった場合など)、セキュリティ上のリスクがあると通知されることがあります。
Helix Core管理者からサーバのキーと証明書のペアを変更したという連絡がないにもかかわらず、このエラーメッセージが表示された場合は、報告されたフィンガープリントが正しいかどうかをユーザが個別に検証する必要があります。
新しいフィンガープリントの正確さを個別に(社内のイントラネットサイトで確認するか、個人的に管理者に問い合わせるなど、帯域外の手段で)確認できない場合は、変更されたフィンガープリントを信頼しないでください。