多重チェックアウトを防止する

複数のユーザが同時にファイルを操作するのを防ぐには、ファイルタイプ修飾子+l (排他的作業状態)を使用します。 例:

$ p4 reopen -t binary+l file

排他的ロックにより同時進行での開発はできなくなりますが、マージまたは衝突解決する必要のない一部のファイルタイプ(通常はバイナリファイル)については、複数のユーザが同時にファイルの操作を行わないようにすることで、衝突を回避できます。

Helix Core管理者は、p4 typemapコマンドを使用して、特定タイプのすべてのファイル(例えば、//depot/.../*.gifファイルの場合は.gifなどと指定)について、一度に1人のユーザしか作業状態にすることができないように設定できます。 詳細については、『P4コマンドリファレンス』を参照してください。

p4 lock+lとの違いは次のとおりです。p4 lockの場合はすべてのユーザがファイルを編集目的で作業状態にすることができますが、ファイルをサブミットできるのは、そのファイルをロックしたユーザのみです。 これに対し、ファイルタイプ+lのファイルは、同時に1人のユーザしか作業状態にすることができません。