比較演算子を使用する

使用可能な比較演算子は、=><>=<=、およびブールのNOTを示す^です。

これらの演算子の動作は、式中のフィールドのタイプによって異なります。 次の表で、フィールドタイプとその検索方法について説明します。

フィールドタイプ 説明 備考

word

1つの単語

等価演算子(=)を指定すると、wordフィールドの値が完全一致するジョブが合致します。

関係演算子は、ASCIIコード順に比較を行います。

text

フィールド名の下の行に入力された、ひとまとまりのテキスト。

等価演算子(=)を指定すると、指定のフィールドにその値が含まれているジョブが合致します。

ここでは関係演算子の用途は限定的で、指定フィールド内のいずれかの語が、指定された値と一致する場合にジョブと合致します。 例えば、ジョブのテキストフィールドShortDescription:gui bugという語句のみが含まれている場合、'ShortDesc<filter'という式を指定すると、bug<filterであるため、このジョブは式に合致します。

line

フィールド名と同一の行に入力された1行のテキスト。

textと同じ

select

1組の値セットのうち1つ。 例えば、ジョブの状態がopensuspendedclosedのいずれかである場合。

等価演算子(=)を指定すると、フィールドの値が特定の単語であるジョブが合致します。 関係演算子は、ASCIIコード順に比較を行います。

date

日付と任意指定の時刻。 例えば、2011/07/15:13:21:40のようになります。

日付は年代順に比較されます。 特定の時刻を指定していない場合、演算子=<=>=を使用すると、その日の時刻すべてが合致します。

bulk

textと同様(ただし、検索用インデックスはなし)。

これらのフィールドをp4 jobs -eで検索することはできません。

フィールドタイプが不明な場合は、p4 jobspec -o commandコマンドを発行すると、ジョブ仕様が表示されます。 Fields:フィールドには、ジョブフィールドの名前とデータタイプがリスト表示されます。