ワークスペースオプションを構成する

以下の表に、クライアント仕様のオプションの詳細を示します。Options:

オプション 説明 デフォルト

[no]allwrite

作業状態になっていないファイルを常に書き込み可能にするかどうかを指定します。 デフォルトでは、作業状態になっていないファイルはHelix Coreでは読み取り専用になります。 意図しないファイルの上書きや同期の失敗を防ぐため、noallwriteを指定してください。

allwriteを設定すると、作業状態になっていないファイルは、現行ユーザだけが書き込み可能な状態になります。マルチユーザシステムの任意のユーザが書き込み可能になるようにファイルシステムの権限が設定されることはありません。

allwritenoclobberの両方を設定した場合、Helix Coreはセキュリティ保護された同期を実行し、クライアントワークスペースの内容を、最後に同期された内容と比較します。 Helix Coreの管理外でファイルが変更されていた場合、エラーメッセージが表示され、ファイルは上書きされません。

noallwrite

[no]clobber

p4 syncの実行時、作業状態になっていない書き込み可能なワークスペースファイルを上書きするかどうかを指定します (デフォルトでは、作業状態になっていないファイルが書き込み可能である場合、Helix Coreではそのファイルは上書きされません)。

allwritenoclobberの両方を設定した場合、Helix Coreはセキュリティ保護された同期を実行し、クライアントワークスペースの内容を、最後に同期された内容と比較します。 Helix Coreの管理外でファイルが変更されていた場合、エラーメッセージが表示され、ファイルは上書きされません。

noclobber

[no]compress

コンピュータとHelixサーバ間で送信されるデータを圧縮するかどうかを指定します。

nocompress

[un]locked

他のユーザが、クライアントワークスペース仕様を使用、編集、または削除できるかどうかを指定します。 Helix Core管理者は、-f (force)オプションを使用してロックをオーバーライドすることができます。

クライアント仕様をロックする場合、p4 passwdコマンドを使用して、ワークスペース所有者のパスワードを設定してください。

unlocked

[no]modtime

+m (modtime)ファイルタイプ修飾子を持たないファイルの場合、modtimeが設定されていると、ファイルがディポにサブミットされたときにファイルに表示された日付が、新たに同期された(ローカルファイルシステム上の)ファイルの更新日になります。 nomodtimeが設定されている場合、同期の日時が更新日になります。

+m (modtime)ファイルタイプ修飾子を持つファイルの場合、クライアントのmodtimeまたはnomodtimeの設定に関係なく、ファイルがディポにサブミットされたときにファイルに表示された日付が、新たに同期された(ローカルファイルシステム上の)ファイルの更新日になります。

nomodtime (同期の日時)。

ファイルタイプ修飾子+mが付いているファイルでは無視。

[no]rmdir

ディレクトリ内のすべてのファイルが削除された場合、p4 syncによりワークスペース内の空のディレクトリを削除するかを指定します。

normdir