Helix Coreのクライアントワークスペースとは、Helix Coreが管理するファイルリビジョンの操作を行うコンピュータ上に存在する一連のディレクトリのことです。 各ワークスペースには、Helixサーバに対してクライアントワークスペースを識別するための固有の名前が付いています。 P4CLIENT
環境変数の設定によりワークスペース名を指定しない場合、デフォルトのワークスペース名はコンピュータの名前になります。 わかりやすいワークスペース名を指定するために、P4CLIENT
環境変数を設定してください。 1台のコンピュータで複数のワークスペースを使用することができます。
Helix Coreクライアントワークスペース内のすべてのファイルは、クライアントワークスペースルートと呼ばれるルートディレクトリを共有します。 ワークスペースルートは、ワークスペースの最上位ディレクトリです。ワークスペースルートの配下に、管理対象のソースファイルが格納されます。
同一コンピュータ上に複数のワークスペースを構成する場合、誤ってファイルが上書きされることのないよう、ワークスペースの場所を離してください。 また、クライアントルートを別々のフォルダに配置し、ワークスペースビューをディポファイルにマッピングする際に、コンピュータ上の位置が重ならないようにしてください。
Windowsベースのシステムにはルートディレクトリはありませんが、Helix CoreではNullルートという概念により、複数のドライブにまたがるワークスペースや、c:\
だけをルートディレクトリとして使用する独立したフォルダがサポートされます。