p4 sync
コマンドを使用して同期を実行すると、クライアントワークスペース内のファイルが追加、更新、または削除され、ワークスペースの内容がディポと同期されます。 あるファイルがディポ内の特定のサブディレクトリに存在し、そのディレクトリがクライアントワークスペースに存在しない場合、そのディレクトリはファイルを同期するときにクライアントワークスペースに作成されます。 ファイルがディポから削除されている場合、p4
sync
コマンド実行時にクライアントワークスペースからも削除されます。
Example ディポ内からクライアントワークスペースに対してファイルを同期する
以下のコマンドにより、クライアントビュー内のすべてのファイルの最新リビジョンがディポからワークスペースに取得されます。 ファイルが同期されると、コマンド出力にリスト表示されます。
C:\bruno_ws> p4 sync
//Acme/dev/bin/bin.linux24x86/readme.txt#1 - added as c:\bruno_ws\dev\bin\bin.linux24x86\readme.txt
//Acme/dev/bin/bin.ntx86/glut32.dll#1 - added as c:\bruno_ws\dev\bin\bin.ntx86\glut32.dll
//Acme/dev//bin/bin.ntx86/jamgraph.exe#2 - added as c:\bruno_ws\dev\bin\bin.ntx86\jamgraph.exe
[...]
自分のワークスペースビューに存在しないファイルを同期することはできません。 詳細については、「ワークスペースビューを構成する」を参照してください。
ディポ内のファイルの最新リビジョンより前のリビジョンを同期するには、リビジョン指定子を使用します。 例えば、複数リビジョンのあるJamfile
の1番目のリビジョンと同期させるには、次のコマンドを発行します。
$ p4 sync //Acme/dev/jam/Jamfile#1
ファイルの集合またはディレクトリ全体を同期させるには、ワイルドカードを使用します。 例えば、jam
フォルダとその配下にあるすべてのファイルを同期させるには、次のコマンドを発行します。
$ p4 sync //Acme/dev/jam/...
ユーザが同期したリビジョンは、Helixサーバによって記録されます。 処理を効率化するため、Helix Coreではすでに同期されているファイルリビジョンが再同期されることはありません。 手動で削除したファイル(誤って削除したファイルなど)を再度同期するには、p4 sync
コマンドの発行時に-f
オプションを指定してください。