p4 dbverify

概要

データベーステーブルについて、低レベルの検証を行います。

構文

p4 [g-opts] dbverify [-t db.tablename] [-U]

解説

p4 dbverifyコマンドは、Perforceのデータベーステーブルの構造上の整合性について、一連の低レベルでのチェックを行います。このコマンドを定期的に実行して、テーブルが破損していないか診断してください。

デフォルトでは、現在あるすべてのテーブルが検証されます。コンピュータに負荷のかかる処理となる可能性があるため、大規模なシステムではユーザの操作休止時間を設ける必要があるかもしれません。検証対象を特定のテーブルに限定するには、Perforceサーバルート内の該当するdb.tablenameファイルの名前を使用してください。

整合性チェックを高速化するには、-Uオプションを使用すればアンロック件数がゼロでないテーブルが検索されます。各データベーステーブルにはアンロック件数が設定されています。データをテーブルに書き込む準備ができると、テーブルのアンロック件数がインクリメントされ、テーブルがロックされます。書き込みが完了すると、テーブルのロックが解除され、アンロック件数がデクリメントされます。データを書き込むプロセスがテーブルのロックを解除しない限り(あるいは、書き込み完了前にシステムが停止するなどして解除できない場合)、アンロック件数はインクリメントされたままになります。

ゼロでないアンロック件数が存在することが必ずしもデータの破壊を示すわけではありませんが(また、アンロック件数がゼロであることがデータの整合性を保証するわけではない)、p4 dbverify -Uを用いるとパフォーマンスへの影響が最小に抑えられます。

オプション

-t db.tablename

検証対象を、指定された名前のテーブルに限定します。

-U

詳細レベルを低くして検証を行います。

g-opts

“グローバルオプション”を参照してください。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか?

ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか?

最低限必要なアクセスレベル

適用外

適用外

super

  • p4 dbverifyp4d -xvと同様に機能します。