p4 cachepurge

概要

レプリカサーバのディスクスペースを再生します。

構文


p4 [g-opts] cachepurge -a [-n -R -O] [-i n] [-S n] [-D file …]
p4 [g-opts] cachepurge -f n [-n -R -O] [-i n] [-S n] [-D file …]
p4 [g-opts] cachepurge -m n [-n -R -O] [-i n] [-S n] [-D file …]
p4 [g-opts] cachepurge -s n [-n -R -O] [-i n] [-S n] [-D file …]

解説

レプリカは、予備のスペアまたは障害回復に使用され、マスターサーバのバージョンファイルの完全なコピーを保持します。その他の目的で使用されるレプリカは、各ファイルの全バージョンの内容のコピーを保持する必要はありません。障害回復の目的でレプリカが必要ではない場合、定期的にバージョンファイルを削除することで、ディスクスペースを再生することができます。これを行うのは、安全のため、それらのファイルのバックアップがある場合のみにしてください。

p4 cachepurgeコマンドにより、管理者は、障害回復に使用されていないレプリカサーバのディスクスペースを再生することができます。ファイルの内容がレプリカからのみ削除されます。マスターサーバやその他のレプリカからは削除されません。消去されたファイルの内容にアクセスするコマンドがレプリカ上で実行された場合、マスターサーバからファイルを取得します。

p4 cachepurgeコマンドの実行毎に、コマンドのパラメータに設定された値を達成するため、レプリカから十分なファイル内容を削除しようと試みます。

オプション

-a

すべてのファイル内容を削除します。このオプションでは、最大限のディスクスペースを再生しますが、あらゆるファイル内容をマスターから取得する必要があります。-Oオプションが指定されていないと、ファイル名を使用して削除する順番を決定します。

-D file …

コマンドの動作対象を特定のファイルのセットに限定します。

-f n

ファイルシステムにnバイトのスペースを空けるのに十分なファイル内容を削除します。

-i n

n秒ごとにコマンドを繰り返します。このオプションを省略すると、コマンドは1回のみ実行されます。

-m n

nファイルバージョンを削除します。これによりできるスペースの空きは、ファイルのサイズによります。

-n

ファイルを削除することなく、cachepurgeの操作のプレビューを表示します。

-O

ファイルを最も古いものから新しいものへ削除します。すなわち古いファイルを新しいファイルの前に削除します。

-R

ファイルの削除を-Oオプションで指定した順で行います。-Oオプションが指定されていないと、ファイル名を使用して削除する順番を決定します。

-s n

nバイトのファイルデータを削除します。これは、ファイルシステムのリソースの増加率を予測できる場合に有用です。

-S n

各ファイルの最新バージョンnを削除しません。例えば、-S 1を指定すると、各ファイルの最新リビジョンがレプリカのキャッシュにすでにある場合、それを保持することを意味します。

g-opts

“グローバルオプション”を参照してください。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか?

ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか?

最低限必要なアクセスレベル

適用外

適用外

superuser