Visual Studio 用 Helix プラグイン P4VS リリースノート(2020.1) はじめに -------- このドキュメントには、2019.1 リリースにおける、視覚的に認識が可能なすべ ての変更がまとめられています。 Perforce のリリースは YYYY.R/CCCCC (例:2002.2/30547)という形式で表さ れ、YYYY は年、R はその年の中のリリース番号、CCCCC はバグ修正レベルでの 変更を示します。これらのリリースノートにおけるそれぞれのバグ修正は、チ ェンジ番号で示されています。いずれのリリースも、(1) 以前のリリースから のバグ修正と (2) 現在のリリースにおけるバグ修正を含みます。 互換性について --------------- * サーバの互換性 * 本リリースの P4VS は、2018.1リリースよりも新しいPerforceサーバでご 利用いただけます。 * プラットフォームの互換性 * 本リリースは、以下のプラットフォームにおける動作を確認しています: Windows Vista, 7, 8, 8.1, 10 * Visual Studio の互換性 * P4VS 2020.1 は、Visual Studio 2015以降をサポートしています。 お使いの Visual Studio に、最新のサービスパックが適用されていることを 必ずご確認ください。 * 以前のリリースとの互換性 * P4VS バージョン 2020.1 は、特に指示がない限り、過去にリリースされた Perforce Software 製品と併せて使用することができます。 インストール ------------ Visual Studio 用 p4vs11.vsix をインストールした後に、[ツール] > [オプション] > [ソース管理] > [プラグインの選択] を選択し、P4VS がソー ス管理プラグインに設定されていることおよび、オプション・ページのドロッ プダウン・リストに [P4VS - Visual Studio 用 Helix プラグイン] が表示さ れることを確認してください。[P4VS - Visual Studio 用 Perforce プラグイ ン] が表示されない場合は、[ツール] > [拡張機能マネージャー] を選択して インストール済みの拡張機能のリストを表示し、当該プラグインが有効化され ているか確認してください。 P4VS をアンインストールするには、[ツール] > [拡張機能マネージャー] を選 択し、アンインストールを実行できます。インストール済み拡張機能のリスト から P4VS を選択し、[アンインストール] ボタンをクリックしてください。 コマンド・ラインからのサイレント・インストール: Visual Studio 2010 以降: "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio \ Common7\IDE\VSIXInstaller.exe" /q \p4vs.vsix P4VS ユーザ・ガイド -------------------- http://www.perforce.com/perforce/doc.current/manuals/p4vs/p4vs.pdf http://www.perforce.com/perforce/doc.current/manuals/p4vs/index.html 既知の制限 ---------- C++ のプロジェクトで [ファイル] > [移動] > [プロジェクト] を使用する場 合で、選択されたファイルが追加目的でマーキングされている場合、そのファ イルをディポから削除するかどうかを問うダイアログが表示されます(追加目 的でマーキングされたファイルは元に戻されます)。これは Visual Studio が 移動の際にファイルを削除しようとするためです。追加目的のマーキングを維 持するためには、ダイアログで NO を選択してください。 Visual Studio 2012 以降のバージョンで「ファイルを元に戻す前に警告する」 オプションが無効の状態で、現在エディタに読み込まれているファイルを元に 戻すと、Visual Studio はそのファイルに対する変更を認識せず、再読み込み を行うか、変更を無視します。このため、当該ファイルで元に戻された変更は エディタ内で保持されます。 Visual Studio upgrade を Visual Studio 2013 update 3 にアップグレードし た後で、接続ダイアログが表示されない場合は、ダイアログは起動しているも のの、他のウィンドウの下に隠れて見えていない可能性があります。ALT+TAB を押下して P4VS 接続 ダイアログである Visual Studio アプリケーションの アイコンを表示し、ダイアログのリストあ、移動、最大化など、適宜、調整し てください。ALT+TAB を押下しても接続ダイアログにアクセスできない場合は、 プリファレンスに保存されている画面の位置に関連する設定が編集されたか、 削除されていることが考えられます。設定ファイルは次の場所にあります。C: \Users\\AppData\Roaming\Perforce\P4VS\localsettings.ini この ファイル内で関連のある行は、以下のとおりです。 # # # # ストリーム・ワークスペースで作業を行っている間は、反映機能の使用がマー ジおよびコピーに限定されます。 ローカルにホストされたサーバへ接続しており、かつ、接続の [サーバ] フィー ルドに localhost が設定されている場合に、パフォーマンスの低下がみられる 場合があります。この問題の発生を回避するためには、IP アドレスを使用中の マシンの IP アドレスまたは 127.0.0.1 に設定します。 P4VS のオプション・ページを開く際に、エラー・メッセージ"このプロパティ・ ページを読み込む際にエラーが発生しました"が表示される場合があります。こ のメッセージが表示された場合は、ページの読み込みをキャンセルした上で、 改めて読み込みを実行してください。 Unicode モードの Perforce サーバへ接続する場合は、P4VS ですべての Unicode 文字を正しく表示するために、Microsoft の Arial Unicode フォントをインス トールする必要があります。 保存されていないソリューションを開いている間に新しいプロジェクトを開き、 かつ、ソリューションに名前を付けて保存するか確認するメッセージをキャン セルした場合、エラー・メッセージ"エラーが発生したため、ソリューションを 終了します"が表示され、新しいプロジェクトを開くことができません。開いて いるソリューションを保存せずに新しいプロジェクトを開くには、[ファイル] -> [ソリューションを閉じる] を選択し、ソリューションを保存するか確認す るメッセージで [いいえ] を選択してください。 ファイル (パスに ASCII 文字以外の文字を含むもの) を選択した上で、[表示] -> [P4V で表示] をクリックした場合に、P4V からエラー"パスが存在しません "が返却されます。 P4VS に対する表示操作 (例えば [表示] > [P4V で表示]) では、コマンド実行 による P4V を利用します。また Windows では、日本語システムにコードペー ジ 932 (CP932)を使用します。CP932 は Shift-JIS コードに関する Microsoft の拡張バージョンであり、NEC 特殊文字(環境依存文字)を含みます。Windows 上で Shift-JIS を用いる場合は、文字化けを極力避けるため、標準の Shift-JIS ではなく、この CP932 および環境依存文字を使用します。これを Qt 4.8+ に 通知するため、次の環境変数を設定する必要があります。 UNICODEMAP_JP=cp932,nec-vdc この設定により、P4V や P4Merge を実行する際、拡張された Shift-JIS (CP932) の実装が使用され、文字のエンコード/デコードで環境依存文字を識別するた めに、その拡張が適用されます。 大きなプロジェクトを Perforce 管理下にロードするとき、大量のファイルを 含むディレクトリが、展開された状態になっていると、プロジェクトをオープ ンするのに相当長い時間を要するかもしれません。これを避けるため、IDE を 閉じる前に、展開されたディレクトリを閉じておいてください。 サードパーティソフトウェア -------------------------- 本製品にはサードパーティ製のソフトウェア、ライブラリ、コンポーネントが 含まれています。ライセンス情報は、インストーラの License リンクからアク セスできる LICENSE.txt に記載しています。 --------------------------------------------------------------------------- 以下の変更内容の説明に使用されているシンボルについて ---------------------------------------------------- * -- 新しいP4VSが必要 ** -- 新しい p4d サーバ・プログラムが必要 Bugs fixed in 2020.1 Patch 1 1977237 (Bug #102731) * P4VSインストーラーが新しい署名証明書で更新されました。 --------------------------------------------------------------------------- 2020.1 の新機能 #1932822 (Bug #101745) P4VSの[Submitted Changelists]ツールウィンドウから、[File History]と [Time-lapse View]を起動できるように、その項目がコンテキストメニューに追 加されました。 --------------------------------------------------------------------------- Bugs fixed in 2019.3 Patch 1 1840211 (Bug #99521) * P4VSは、パスにスペースが含まれているファイルを[Time-lapse View]および [Revision Graph] のP4Vコンポーネントから起動を失敗しないようになりました。 1920788 (Bug #101440) * NLogのバージョンの競合が原因で、P4VSがVisual Studioでロードに失敗すること はなくなりました。 --------------------------------------------------------------------------- 2019.3 の新機能 #1881870 (Bug #100075) P4VSは、P4VC(the P4V rich client framework)を使用して、[Stream Graph]、 [Time-lapse View]、[Revision Graph]といったP4Vのコンポーネントを起動する ようになりました。 --------------------------------------------------------------------------- Bugs fixed in 2019.3 1893332 (Bug #100750) * Visual Studio内からソリューションを開くときに、P4VSがプロジェクトファイ ルで複数に追加のfstatコマンドを実行しないようになりました。 1892856 (Bug #100751) * [ファイル] -> [Open Solution/Project in Helix Core Server]から開いたとき に、P4VSは.slnファイルに対して追加のfstatコマンドを実行しないようになり ました。 1888501 (Bug #78880) * [Depot Browser]で項目をクリックすると、P4VSは現在の選択をその項目に正しく 変更するようになりました。 1888477 (Bug #56002) * P4VSでは、製品全体で一貫して[workspace view]という用語を使用しています。 1885855 (Bug #100748) * P4VSは、リフレッシュ時に.slnファイルに対して追加のfstatコマンドを実行し ません。 --------------------------------------------------------------------------- 2019.2 Patch 2 の新機能 #1857112 (Bug #99777) P4VSは、Helix Authentication Service経由のログインをサポートするようにな りました。GitHubプロジェクトを参照してください。 https://github.com/perforce/helix-authentication-service. --------------------------------------------------------------------------- Bugs fixed in 2019.2 Patch 2 1857074 (Bug #99822) * 英語以外の言語で返されたエラー[Unable to find the specified file.] が表示されなくなりました。このエラーは、接続が確立される前に発生した時に キャッチそして無視されることを意味しています。 --------------------------------------------------------------------------- Bugs fixed in 2019.2 Patch 1 1840211 (Bug #99521) * [Submitted Changelists]ツールウィンドウのChangeリストに[Get Revision]を クリックしたときに、P4VSはクラッシュしないようになりました。 --------------------------------------------------------------------------- 2019.2 の新機能 #1823005 (Bug #73742) P4VSはVisual StudioエディターCodeLensと連携するようになりました。 CodeLensの[Submitted Changelistsの表示]オプションは、C#ファイルのクラスと メソッドの上にファイルを最後に変更したユーザの名前が表示されます。 名前をクリックするとポップアップが展開され、ファイルに関連する最新の5件 の[Submitted Changelists]が表示されます。 ポップアップから、[Submitted Changelists]を開いて、ファイルの[Time-lapse View] または[File History]を起動できます。 #1795450 (Bug #98550) [Submitted Changelists]ダイアログに、[Time-lapse View]がコンテキスト メニューに追加されました。 #1795450 (Bug #98549) [Submitted Changelists]ダイアログに、[Diff Against Previous]がコンテキスト メニューに追加されました。 #1795450 (Bug #98548) [Submitted Changelists]ダイアログに、[File History]がコンテキストメニュー に追加されました。 #1795236 (Bug #98551) [View Changelist]から起動された[Submitted Changelists]ダイアログは、読み 取り専用になりました。 --------------------------------------------------------------------------- Bugs Fixed in 2019.2 #1832750 (Bug #99374) Visual Studio 2017(15.8.9以降)およびVisual Studio 2019には、リストビュー では、すべてのリストビュー項目がハイライト表示しないようになりました。 #1828706 (Bug #99296) Visual Studio 2019の「ツール」->「オプション」->「環境」->「全般」の 「ピクセルの密度が異なる画面のレンダリングを最適化する」がチェックされる と、ツールウィンドウが空白で透明に表示しないようになりました。 #1826836 (Bug #99236) P4VSは、[Pending Changelists]のdetails paneにsubmittedのステータスを表示 しないようになりました。 #1819691 (Bug #99107) プラグインがロードされる前にスタートページでHelix Core Serverボタンをクリッ クしたときに、P4VSが不要なエラーダイアログを表示しないようになりました。 #1797611 (Bug #98576) Submitted Changelistsから、[Diff Against Previous Revision]を起動したと きに、差分ファイルの誤った順序を修正しました。 #1788867 (Bug #97922) Reconcileは、[Reconcile]ダイアログでチェックされていない項目をチェックア ウトしないようになりました。