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FAQ(質問&回答集)

文中では
「WonderWaveシリーズ 任意波形/ファンクションジェネレータ」を 「WWシリーズ」
「Pulse Masterシリーズ アナログパルス機能付 任意波形/ファンクションジェネレータ」を 「PMシリーズ 」
として記述しています。

1)機能・性能について

Q1-01: 「出力ON/OFF」はどんな機能ですか? 何をON/OFFするのですか?
Q1-02: WWシリーズ/PMシリーズの2chや4chモデルで、ch毎に異なった任意波形を同期出力させる事はできますか?
Q1-03: 任意波形の周波数とサンプルレートの関係は?
Q1-04: 任意波形のサンプルレートの単位「S/s」は 何と読むのですか? また、何を意味しているのですか?
Q1-05: AWG方式とDDS方式は 何が違うのですか? DDS方式の場合に注意する点は?
Q1-06: 出力電圧(振幅)は50Ω負荷時で設定しますが、50Ωでない負荷に印加される電圧(振幅)は何Vですか?
Q1-07: シーケンス機能とはどのような機能ですか?
Q1-08: トリガシーケンス機能とはどのような機能ですか?
Q1-09: シーケンスにより定義された波形を使って、シーケンス設定できますか?
Q1-10: Excelやオシロスコープで捕捉したテキストデータ(.csv .prn)を、WWシリーズ/PMシリーズに取込んで出力できますか?
Q1-11: ARB-SOFT3で作成した波形データは、PCに保存・呼出できますか?
Q1-12: ARB-SOFT3で作成した波形データは、テキストフォーマット(.csv .prn)で保存できますか?
Q1-13: WWシリーズ/PMシリーズに用意されているソフトウエアの種類と違いを教えてください。
Q1-14: 設定した任意波形を周波数スイープさせて出力する事は出来ますか?

2)操作について

Q2-01: WWシリーズ/PMシリーズは、一般的なファンクションジェネレータのように、本体の前面パネル操作で標準波形を出力操作できますか?
Q2-02: WWシリーズ/PMシリーズで、任意波形の編集を 本体の前面パネル操作で行えますか?
Q2-03: WWシリーズ/PMシリーズを、初期設定(工場出荷時設定)に戻す方法は?
Q2-04: 出力ON(OFF)にする方法は?
Q2-05: WWシリーズ/PMシリーズで、リモート制御(Remote Rock)を解除する方法は?
Q2-06: 任意波形の周波数はどのように可変するのですか?
Q2-07: ARB-SOFT3で、複数の任意波形を連結して 1つの波形として出力する方法を教えてください。
Q2-08: ARB-SOFT3で波形編集の際に、演算やシーケンス編集の結果 波形長が長くなって 波形Windowに表示できなくなった場合に、波形全体を表示させる方法をおしえてください。
Q2-09: ARB-SOFT3にcsvデータを取込む際の データ形式を教えてください。

3)その他

Q3-01: Tabor製品のリモート制御コマンドは公開されていますか?
Q3-02: Tabor(テイバー)社とはどのような会社ですか?
Q3-03: Tabor(テイバー)社製品の校正は?
Q3-04: Tabor(テイバー)社製品の修理は?
1)機能・性能について
Q1-01: 「出力ON/OFF」はどんな機能ですか? 何をON/OFFするのですか?
A:
内部の波形発生部と出力端子(BNCコネクタ/SMAコネクタ)の間の結線を ON/OFFします。
波形出力のスタート/ストップのタイミングをコントロールする機能ではありません。
波形出力のスタート/ストップのタイミングは、発振モード(Run mode)で行います。
関連 出力ON(OFF)にする方法は?
Q1-02: WWシリーズ/PMシリーズの2chや4chモデルで、ch毎に異なった任意波形を同期出力させる事はできますか?
A:
できます。
ch毎に波形メモリとD/Aが搭載されており、共通のクロックで動作するので可能です。
Q1-03: 任意波形の周波数とサンプルレートの関係は?
A:
任意波形の周波数、サンプルレート、波形データ長には、以下のような関係があります。
関連 任意波形のサンプルレートの単位「S/s」は 何と読むのですか? また、何を意味しているのですか?
関連 任意波形の周波数はどのように可変するのですか?
Q1-04: 任意波形のサンプルレートの単位「S/s」は 何と読むのですか? また、何を意味しているのですか?
A:
「S/s」は、sample per second つまり1秒間あたりのサンプル数を意味します。
DAC(Digital to Analog Converter)のサンプルクロックスピードと同じ値です。
サンプルレートを速くすると 任意波形の周波数は高くなり、サンプルレートを遅くすると任意波形の周波数は低くなります。
関連 任意波形の周波数とサンプルレートの関係は?
関連 任意波形の周波数はどのように可変するのですか?
Q1-05: AWG方式とDDS方式は 何が違うのですか? DDS方式の場合に注意する点は?
A:
どちらも DAC(Digital to Analog Converter)を用いて デジタル的に波形を生成する方式ですが、DDS方式は 本来サイン波を出力させるための方式です。 波形発生器は、目的の周波数に設定できてこそ有効なツールになりますが、AWG方式とDDS方式では目的の周波数を発生させる方法が以下のように異なります。
 
サンプル
レート
波形の周波数の変え方
出力波形
AWG方式
(Tabor製品)
ユーザ
可変
サンプルレートをユーザ可変
(波形データ長の設定によっても周波
数を変えられる)
作成した波形データを常に全て忠実に出力。
DDS方式
(多くの他社製品)
固定
周波数を高くする場合
:波形データを間引いて(欠落)出力 
周波数を低くする場合
:波形データの同一個所を重複出力
作成した波形データ通りに出力されるわけではない。
AWG方式は、サンプルレートをユーザが可変して周波数を設定するので 作成した波形データを常に全て忠実に出力します。
一方DDS方式は、サンプルレートが固定の為 設定周波数が高い場合は波形データを間引いて(欠落)出力させ、又、低い場合は 波形データの同一個所を重複出力させるので、設定した波形データ通りに出力されるわけではありません。
DDS方式は、波形1周期を位相360°に換算して 間引(欠落)や重複ポイントを算出するので、サイン波の場合は問題ありませんが、サイン波以外の波形、特に比較的高い周波数のパルスやパルス列、任意波形を出力させたい場合は好ましくありません。
また、連続(繰返し)出力させると、間引(欠落)や重複ポイントが 毎周期 同じ箇所とは限らないので、出力波形が毎周期異なってジッターとなる為 注意が必要です。
Q1-06: 出力電圧(振幅)は50Ω負荷時で設定しますが、50Ωでない負荷に印加される電圧(振幅)は何Vですか?
A:
負荷R(Ω)に印加される電圧V R(V)は、設定電圧値V S(V)の時、以下のように求められます。  

負荷抵抗R=50Ω、電圧設定=10Vp-pの場合
VR(Vp-p)=2x10(Vp-p)x50(Ω)/(50+50(Ω))=10(Vp-p)
負荷抵抗R=1MΩ、電圧設定=10Vp-pの場合
VR(Vp-p)=2x10(Vp-p)x1M(Ω)/(50+1M(Ω))≒20(Vp-p)
Q1-07: シーケンス機能とはどのような機能ですか?
A:
WW シリーズ/PMシリーズの 本体波形メモリに保存した複数の任意波形(波形セグメント)を、設定した出力順・繰返し回数に従って連結出力する機能です。連結時に途切れたりノイズが生 じることはありません。波形メモリ長に制限されない長時間の波形や、間欠的に変化する波形を出力することが可能になります。
関連 トリガシーケンス機能とはどのような機能ですか?
関連 シーケンスにより定義された波形を使って、シーケンス設定できますか?
関連 ARB-SOFT3で、複数の任意波形を連結して1つの波形として出力する方法を教えてください。
Q1-08: トリガシーケンス機能とはどのような機能ですか?
A:
シーケンス機能において、設定した出力順に従って波形を連結出力させる際、トリガによって次の波形(次のステップ)へ移行させる機能です。
関連 シーケンス機能とはどのような機能ですか?
関連 シーケンスにより定義された波形を使って、シーケンス設定できますか?
関連 ARB-SOFT3で、複数の任意波形を連結して1つの波形として出力する方法を教えてください。
Q1-09: シーケンスにより定義された波形を使って、シーケンス設定できますか?
A:
ARB-SOFT3を使って設定可能です。
但し、WWシリーズ/PMシリーズへは展開されてDownload(転送)されるので、シーケンスステップ数の上限を越えない範囲で行う必要があります。
関連 シーケンス機能とはどのような機能ですか?
関連 トリガシーケンス機能とはどのような機能ですか?
関連 ARB-SOFT3で、複数の任意波形を連結して1つの波形として出力する方法を教えてください。
Q1-10: Excelやオシロスコープで捕捉したテキストデータ(.csv .prn)を、WWシリーズ/PMシリーズに取込んで出力できますか?
A:
できます。
ARB-SOFT3(波形作成ソフト)を用いて 取込み出力できます。 取込んだデータを編集加工する事も可能です。
関連 ARB-SOFT3にcsvデータを取込む際の データ形式を教えてください。
Q1-11: ARB-SOFT3で作成した波形データは、PCに保存・呼出できますか?
A:
できます。
1波形単位、又は、作成した複数の波形を一挙に 保存・呼出可能です。
Q1-12: ARB-SOFT3で作成した波形データは、テキストフォーマット(.csv .prn)で保存できますか?
A:
できます。
Q1-13: WWシリーズ/PMシリーズに用意されているソフトウエアの種類と違いを教えてください。
A:
型 名
機 能
対応モデル
インター
フェイス
その他
ARB-SOFT3
(東陽テクニカ製)
任意波形作成・
簡易リモート操作
.csvデータ取込
WonderWaveシリーズ
PulseMasterシリーズ
USB、
GPIB
有償
MODULAR
(Tabor社製)
ベースバンド(IQ)、IF、RF
デジタル変調波作成
WonderWaveシリーズ USB、
GPIB、
Ethernet
有償
ArbConnection4
(Tabor社製)
リモート操作・
簡易波形作成
(通信log保存機能)
任意波形機能搭載の全モデル
PCI、PXIモデルを含む
USB、
GPIB、
Ethernet
任意波形機能搭載の全モデルに標準添付
Q1-14: 設定した任意波形を周波数スイープさせて出力する事は出来ますか?
A:
5061,2型、1071,2型で可能です。
またクロック周波数の任意変調機能により、任意波形の周波数を任意に変化させながら出力する事もできます。
その他のモデルでは、外部サンプルクロックを用いるか、あらかじめ周波数スイープさせた波形を作成する方法があります。
2)操作について

Q2-01: WWシリーズ/PMシリーズは、一般的なファンクションジェネレータのように、本体の前面パネル操作で標準波形を出力操作できますか?
A:
できます。
Q2-02: WWシリーズ/PMシリーズで、任意波形の編集を本体の前面パネル操作で行えますか?
A:
本体では出来ません。
任意波形の編集・保存管理は、PCにて行います(ARB-SOFT3、ArbConnection4、MODULAR や、自作ソフト)。
但し、5061,2型、1071,2型を除き、任意波形メモリに標準波形データ(サイン、三角波、矩形波)を書き込む事のみできます。
Q2-03: WWシリーズ/PMシリーズを、初期設定(工場出荷時設定)に戻す方法は?
A:
以下のように操作します。
『TOP』を押し、「Utility」を選びます。
『↑』『↓』キーで「Factory Reset」を選び『ENTER』を押します。
『←』『→』キーで「Yes」を選び『ENTER』を押します。
Q2-04: 出力ON(OFF)にする方法は?
A:
パラメータ設定画面でない状態で、以下のように操作します。
1chモデル: テンキー『3』を押します。
2chモデル: 出力ONしたいch番号のテンキー(ch2の場合『2』)を押し、テンキー『3』を押します。
4chモデル: 出力ONしたいch番号のテンキー(ch3の場合『3』)を押し、テンキー『M/n』を押します。
出力ONの状態で上記操作をすると、OFFになります。
関連 「出力ON/OFF」はどんな機能ですか? 何をON/OFFするのですか?
Q2-05: WWシリーズ/PMシリーズで、リモート制御(Remote Rock)を解除する方法は?
A:
WWシリーズ/PMシリーズ本体の『ESC』を押します。
Q2-06: 任意波形の周波数はどのように可変するのですか?
A:
サンプルレートを可変することで、任意波形の周波数を可変します。
サンプルレートは、WWシリーズ/PMシリーズ の前面パネルで可変できます。
また ARB-SOFT3、ArbConnection4からのリモート操作でも設定可能です。
周波数の可変範囲は、波形データ長にも依存するので、任意波形作成の最初に定義する波形sizeにも十分考慮が必要です。
関連 任意波形の周波数とサンプルレートの関係は?
関連 任意波形のサンプルレートの単位「S/s」は 何と読むのですか? また、何を意味しているのですか?
Q2-07: ARB-SOFT3で、複数の任意波形を連結して1つの波形として出力する方法を教えてください。
A:
2つの方法があります。
最初に、ARB-SOFT3のシーケンス編集によって波形の連結順(waveform name)、繰返し回数(loop count)を設定し、希望の波形を完成させます。
方法1: 波形をそのままWWシリーズ/PMシリーズへDownload(転送)して、シーケンス波形として出力させます。設定した手順に従って複数波形を連結させながら出力します。連結時に途切れたりノイズが生じることはありません。
方法2: 波形を「Convert Seg to a wave」機能で1つの波形セグメントに変換した上でWWシリーズ/PMシリーズへDownload(転送)します。その際に、連結した分のメモリ長が必要になるので、波形メモリサイズを越えない範囲で行う必要があります。
関連 シーケンス機能とはどのような機能ですか?
関連 トリガシーケンス機能とはどのような機能ですか?
関連 シーケンスにより定義された波形を使って、シーケンス設定できますか?
Q2-08: ARB-SOFT3で波形編集の際に、演算やシーケンス編集の結果、波形長が長くなって波形Windowに表示できなくなった場合に、波形全体を表示させる方法をおしえてください。
A:
メニュー操作:「Options」-「Span」-「Max」、
又は 「Option」-「Xspan」-「Max」 で、以降、波形全体を表示させて編集可能です。
Q2-09: ARB-SOFT3にcsvデータを取込む際の データ形式を教えてください。
A:
タイムスタンプなど一切無く、データのみを記述します。
Excelで開いた際に、A列のみにデータのみが記述されている状態です。
ARB-SOFT3に取込を実行「OK」の前に、「Normalize」を選んで、自動スケーリング機能を有効にすることをお勧めします。
関連 Excelやオシロスコープで捕捉したテキストデータ(.csv .prn)を、WWシリーズ/PMシリーズに取込んで出力できますか?
3)その他
Q3-01: Tabor製品のリモート制御コマンドは公開されていますか?
A:
公開されています。
マニュアルにコマンドが記載されています。
また、ArbConnection4にはリモート操作すると通信logを保存する機能があり、コマンド検索に利用すると便利です。
Q3-02: Tabor(テイバー)社とはどのような会社ですか?
A:
Tabor社について を参照ください。
Q3-03: Tabor(テイバー)社製品の校正は?
A:
Tabor(テイバー)社製品の校正は 東陽テクニカ 電子技術センターにて承ります。
修理・校正について を参照ください。
Q3-04: Tabor(テイバー)社製品の修理は?
A:
Tabor(テイバー)社製品の修理は 東陽テクニカ 電子技術センターにて承ります。
修理・校正について を参照ください。