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  高密度 カーボン・チップ・プローブ プローブ先端にHDC探針を形成  

★概要

ドイツ・ナノツールズ社(nanotools GmbH)は、AFMプローブのチップ先端部に高密度カーボン(HDC:DLC)を材料とする高アスペクト比かつナノメートル・レベルのシャープな先端曲率を持つチップを成長させたプローブを販売しています。
ナノツールズ社は、電子ビーム堆積(EBD)を利用し、任意の場所に任意の形状・任意の長さのHDCを成長させる技術を確立しました。 これにより、市販のAFM用プローブの先端部に、傾斜角度を±1°以内の誤差で制御した高アスペクト比チップや、2nm以下の先端曲率半径のシャープなチップを成長させます。
HDCは、プローブ材料として広く使用されている単結晶Siと比較して、8倍のヤング率とダイヤモンドに匹敵する強度を持つため、チップ先端の耐摩耗性が向上し、高アスペクト比かつシャープでありながら長寿命なプローブを作製できます。
インラインでの品質管理においても、繰り返し再現性の高いデータを提供できます。 最先端のLSIのトレンチやナノインプリントなどの形状から、Siやガラスなどのオングストロームレベルの粗さ評価まで、プロセスコントロールの用途にご利用いただけます。


◆特長
ダイヤモンドに匹敵する高耐久性・耐摩耗性
高アスペクト比形状 (20:1以上も可)
傾斜誤差: ±1°以下
探針の長さ: 10µm以上も可能
シャープな探針先端 (先端曲率半径: 5nm以下)
化学的に安定な材質: 耐酸性、耐有機溶媒性
疎水性 (バイオアプリケーションに最適)


★アプリケーション

・LSI パターン測定  70nm幅ラインの測定例




FWHM(半値全幅)で90nmと計測されるため、
チップの太さは20nm以下と予想されます。


測定回数が多くなっても、
HDCチップでは、トレンチ内にチップが入り込めるため、
深さが変化することなく測定できます。
Siチップでは、磨耗によってトレンチ内にチップが十分に
入らなくなるため、深さの測定結果が小さくなります。

・表面粗さ解析  Poly-Siの表面粗さ測定例



Si製のスーパーシャーププローブは、
測定回数が増えるに従って、チップの磨耗により
粗さが大きく変化してしまいます。

ナノツールズのHDC製スーパーシャーププローブは、
耐摩耗性が高く、粗さはほとんど変化しません。

・ライフサイエンス  フォリサム(Forisomes)の観察例





biotool HDCプローブ
標準的なSiNプローブ
SEMイメージ

biotool HDCプローブでは、サンプルのエッジなども明瞭に観察でき、
正確な形状イメージを得ることができます。