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  局所熱分析システム nano-TA2  


アナシスインスツルメンツ社製 nano-TA2 局所熱分析システムは、専用の加熱プローブを用いて100nm以下の局所TMA(熱機械分析)熱伝導度の可視化ができるナノ領域の熱分析システムです。
電源、TMAコントローラ、カロリーメータ(CAL)のハードウェアと、専用の制御・表示ソフトウェアからシステムが構成されており、Agilent社製AFM/SPMシステムに接続して使用することができます。


◆特長
100nm以下の熱機械特性分析
最大加熱範囲 500℃
昇温レート 0.6~600,000℃/分
熱伝導度マッピング
ヒート・チップAFM


nano-TA2 局所熱分析システム



チップ高さ 1µmの
加熱プローブ



チップ先端の
温度マップ

★nano-TMA (熱機械分析)

プローブを目的の試料表面上に停止させて温度を上昇させると、試料の軟化によりプローブの傾きが変化します。 その変化を捉えて温度−変位曲線のグラフを描くことで、局所熱解析を実現します。



局所熱解析の概略



nano-TMA用
加熱プローブ

ポリオレフィンフィルム


nano-TMA 実施前後



材料マトリクス
各点でのTg測定例

★ヒート・チップAFM (HT-AFM)

ヒート・チップAFM は、プローブを加熱した状態で、コンタクトモードAFM、クロースコンタクトモードAFM、位相イメージング、フォースカーブなどの各種SPM測定を行う熱特性イメージング技術です。 試料最表面の熱的変化を、可視化することができます。


ポリスチレン(PS)とポリプロピレン(PP)のブレンドポリマー  

形状イメージ 位相イメージ


プローブ温度: 室温 (加熱前)
プローブ温度: 160℃
プローブ温度: 230℃
プローブ温度: 室温 (加熱後)

PSのガラス転移点を過ぎた頃から、位相コントラストが鮮明になる様子が観察されています。


★熱伝導度マッピング (SThM)

プローブに電圧を印加し、加熱した状態で試料表面をスキャンすると、試料表面の熱拡散状態によってプローブの先端温度が変化します。 その変化は抵抗変化として検出されるため、プローブの先端温度を一定に保つよう電圧を制御することで、相対的な伝導率変化を捉えることができます。


走査範囲: 62 µm スキャン


フェライト相(暗部)とマルテンサイト相(明部)の熱伝導度の差により、相分離構造が観察されています。
溶接部は、マルテンサイト相が多くなっています。