電子回路シミュレータ,モデリング,SPICE,スパイスシミュレータ,DC-DCコンバータ,インバータ
  SPICE系電子回路シミュレータ Micro-Cap10
 使い勝手の良い回路図エディタを内蔵したアナログ/デジタル混在回路シミュレータ。高精度モデルおよび回路の提供も行っています。

電子回路シミュレータ Micro-Cap FAQ

このコーナーでは、お寄せ頂くご質問について、回答をまとめまています。
上記以外のご質問・お問い合わせ等は、MAIL にてお寄せください。

Micro-Cap 全般に関するご質問
■Micro-Cap とは何ですか?
Micro-Cap は、アナログ・デジタル混在信号を扱うことのできる電子回路シミュレータです。
パーソナルコンピュータ上で動作し、入力された電子回路に対して次のような解析を行うことができます。
トランジェント解析
回路の時間領域での動作をシミュレートします。
オシロスコープ(アナログ波形)やロジックアナライザ(デジタル波形)のように、時間変化のある
波形をプロットします。
AC 解析
回路の周波数領域での動作をシミュレートします。
回路は、バイアス点における線形回路として解析されます(いわゆる小信号解析)。
他の解析モードとは異なり、電圧・電流値は複素数で表されます。
DC 解析
回路の定常状態を、DC 条件を変化させながらシミュレートします。
I-V カーブ等、回路や素子の静的な特性を確認する際に使用します。
■Micro-Cap を使用すると、どのようなメリットがありますか?
Micro-Cap は、入力したモデルに基づいて、解析結果を即座に出力します。
これによるメリットは様々ですが、一例として次のような点が挙げられます。
試行錯誤が容易である
回路を設計する過程において、試行錯誤を伴う作業が必要になってくることがあります。
この作業を、実際に基板を製作して行っていると、相当の手間と時間を消費してしまいます。
必要な作業の大半をあらかじめ Micro-Cap 上で行い、ある程度の当たりをつけておくことにより、現実の試作基板における作業を最小限に抑えることが可能です。
仮想実験を通じて原理の検証ができる
物理上の制約や、安全上の懸念等により、現実の回路で実験を行うことが難しい場合があります。
そのような場合でも、Micro-Cap 上で仮想実験を行い、原理を検討・検証することが可能です。
■どのような機能がありますか?
Dynamic DC 解析
この機能をオンにすると、回路図上に DC的な電圧/電流/電力等をオーバーレイ表示できます。
表示値は、回路を変更すると再計算されるため、バイアス値を確認しながら設計を行うことができます。
ステッピング
値を段階的に変化させてシミュレーションを何度も行い、結果の変化を観察します。
フィルタデザイナ
入力した特性に基づき、様々な種類のフィルタを自動生成します。
■Micro-Cap10の動作には、どのようなコンピュータが必要ですか?
下記スペックのパーソナルコンピュータをご用意ください。
     ハードウェア
プロセッサ Pentium Ⅲ 以上
メインメモリ 1GB 以上
HDD 空き容量 100MB 以上推奨
SVGA(800x600)以上の表示解像度
コンピュータ本体に下記ポートを搭載していること
パラレルポート
(USB-パラレル変換器では動作しません)
USBポート
     ソフトウェア
OS: Windows 2000/XP/Vista/7に対応
ポート接続の場合 -- Windows 2000/XP/Vista/7に対応
■Micro-Cap10には、どのような製品形態が用意されていますか?
MC10 製品版
通常版とLAN版があります。
これらは、ライセンス認証の方法が異なりますが、プログラム自体は同等のものです。
MC 通常版(Professional version)
MC10を実行するコンピュータにキーを接続して使用します。
キーが接続されていないと MC10 を起動できません。
MC LAN版(Professional LAN version)
ネットワーク内で、ある一定のライセンス数までのコンピュータで同時使用できます。
キーはネットワーク内の「サーバ」に接続します。
詳細については、MC LAN版に関するFAQをご覧ください。
MC10 評価版(MC10 Evaluation)
評価のために、無償で利用できるMC10です。詳細については、MC評価版に関するFAQをご覧ください。
■日本語マニュアルはありますか?
MC9版用があります。MC10用は準備中です。
MC9/User's Guide、Reference Manual を和訳したものが製品に付属します。
上記以外のご質問・お問い合わせ等は、MAILにてお寄せください。
評価版に関するご質問
■Micro-Cap10評価版とは何ですか?
Micro- Cap10評価版(以下、MC10評価版と表記)はMicro-Cap10の機能と操作方法を紹介するために、無償で配布されているバージョンです。解析出来る回路のノード数に制限(約100ノード)がありますが、回路図の保存や印刷も含め、基本的な操作は問題なく行えます。
どこで入手できますか
こちらからダウンロードできます。
製品版とどのような違いがありますか
主な相違点を以下に挙げます。なお、このリストはすべてを網羅したものではありません。あらかじめご了承ください。
解析できる回路の規模
評価版は、約100ノードまでの回路を解析できます。これだけでもかなりの規模の回路が作成可能ですが、subckt部品や Macro部品を使用して高度なモデリングを行おうとすると、簡単に限界を超えてしまいます。製品版では、ノード数の制限がないため、大規模かつ複雑な回路を解析することが可能です。
解析速度評価版に搭載されている演算ルーチンは、製品版と同等の計算結果を出力しますが、回路規模が大きくなると急激に速度が落ちます。(これは仕様です。)製品版では、大規模な回路でも高速なシミュレーションを実現するよう、巧妙に最適化されています。回路規模・計算ポイント数が大きくなるに従って、製品版のアドバンテージも大きくなり、実際7~8倍の差が出るケースもあります。
部品ライブラリ
評価版では、Component メニューの中でグレイ表示されている部品は使用できません。製品版では約24,000種類の部品ライブラリがフルに使用できます。
MODELプログラム
評価版には、MODEL プログラムが付属しません。 製品版に付属する MODELプログラムを利用すると、データシートの特性グラフからモデルパラメータをフィッティングにより抽出することが出来ます。
(ただし、データシートに十分な情報が記載されている必要があります。)
他に、東陽テクニカでは有償でモデリングを承ります。(モデリングサービスお申し込み
その他
上に挙げた以外にも、評価版での利用に制限がある機能が存在します。
製品版では、制限を気にすることなく、Micro-Capのフル機能をご利用いただけます。
■評価版のサポートについて

マニュアルはありますか?
各機能について調べる場合は、英文のオンラインヘルプ が利用できますのでそちらをご覧ください。
なお、日本語マニュアルを必要とする場合は、製品版をお求めください。
評価版の使用方法について質問があるのですが
評価版には、技術サポートは提供されませんのでご了承ください。
技術サポートは、製品版を購入いただいた方にのみ提供されます。
上記以外のご質問・お問い合わせ等は、MAIL にてお寄せください。
LAN版に関するご質問
■LAN版とは何ですか?
いわゆるフローティングライセンス方式の Micro-Capです。
ネットワーク内で、ある一定のライセンス数までのコンピュータでMC10を同時使用できます。
あらかじめライセンス数が書き込まれたキーを、ネットワーク内に設置されたサーバPCに接続します。
クライアントPC(MC10を実行するコンピュータ)は、サーバのキーにネットワーク経由でアクセスします。
なお、開発元の方針により、LAN版のご購入は2ライセンス以上からとなりますのでご了承ください。
■LAN版で解析を行うのはサーバですか、クライアントですか?
解析を行うのはクライアントPCです。
サーバの主な仕事は、ライセンスの管理です。
上記以外のご質問・お問い合わせ等は、MAIL にてお寄せください。
SPICEに関するご質問
■SPICEとは何ですか?
SPICEは、1970年代初頭に、カリフォルニア大学バークレー校にて研究の一環として開発されたアナログ回路用のシミュレータの名称です。
SPICEの名称は、「IC に重点を置いたシミュレーションプログラム(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)」から来ています。
広く普及していることと、その優れた解析能力から、今日では、アナログ電子回路シミュレータの事実上の標準仕様として利用されております。
半導体メーカ各社から、SPICE でシミュレーションを行なうための部品モデルが比較的多く供給されていることも魅力の一つです。
■Micro-CapとSPICEは、どのような関係にありますか?
Micro-Capは、SPICEをベースにした回路シミュレータです。そのため、数々のSPICEの長所を引き継いでいます。
■Micro-CapとSPICEは、どこが異なりますか?
オリジナルのSPICEでは、基本的に回路はテキスト形式で入力していましたが、Micro-Capは、初期バージョンから回路図入力をサポートしています。
■Micro-CapでSPICEのファイルを解析することはできますか?
できます。
なお、各SPICEベンダ独自の拡張機能を利用している場合等、そのままでは動作しない場合もあります。
■Micro-CapでSPICE用の部品モデルを利用することはできますか?
できます。
具体的には、.model 文もしくは.subckt文によるものを利用できます。
なお、各SPICEベンダ独自の拡張機能を利用している場合等、そのままでは動作しない場合もあります。
■Micro-Capで作成した回路をSPICEへ持っていくことはできますか?
できます。
メニューの[File]-[Translate]を利用して、Micro-Capの回路図をSPICEテキスト形式に変換してください。
上記以外のご質問・お問い合わせ等は、MAILにてお寄せください。
便利なテクニック(Tips)
■回路図上の部品について調べる方法
Help Mode
ツールバーの[ ? ]ボタンを押してから部品をクリックすると、その部品のヘルプ項目へジャンプできます。
Info Mode
ツールバーの[ i ]ボタンを押してから部品をクリックすると、その部品の定義箇所へジャンプできます。
この機能は、特に subckt部品やマクロ部品の場合に便利です。
■数値出力について
解析結果を数値で見るにはどうすればよいか
解析を実行すると、数値出力(Numeric Output)ファイルが出力されます。
このファイルは、解析後に F5 キーを押すと表示されます。
Transient 解析 -- circuitname.TNO
AC 解析 -- circuitname.ANO
DC 解析 -- circuitname.DNO
数値出力ファイルに、見たい波形が出力されない
各波形の数値出力は、デフォルトでオフになっています。
Analysis Limits(F9キー)ダイアログの、各プロット項目(ウィンドウ下半分)の左側に、数値出力を有効にするボタンがあります。
数値出力ファイルの出力が粗い
出力するポイント数は、Analysis Limits(F9キー)ダイアログの Number of Pointsで変更できます。
例えば Number of Points = 501 と指定すると、解析範囲を 500 等分した数値出力が得られます。
なお、各ポイントは線形補完されます。
上記以外のご質問・お問い合わせ等は、MAILにてお寄せください。
トラブルシューティング
■AKS Monitorで、現在使用していないはずのクライアントが表示されてしまう
この症状は、クライアントプログラムが、正常に終了されなかったとき(クラッシュ等)に生じます。
NetHASP Lisence Managerを再起動すると、表示が消えます。
上記以外のご質問・お問い合わせ等は、MAILにてお寄せください。
インストール
■WindowsVistaでヘルプファイルを表示できない
WindowsVista 以降、Windowsヘルプ (WinHlp32.exe) プログラムが Windowsオペレーティングシステムに含まれません。したがって、ヘルプファイルを 表示するにはマイクロソフトのホームページからWindows ヘルプ プログラムを入手する必要があります。詳細は以下のホームページを参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/917607/ja
■新しいOSでMicro-Capが起動できない
製品取り扱い中に対応していなかったOSについてはサポート対象外とさせていただきます。
何卒ご了承ください。
正式対応OS一覧
Micro-Cap10
Windows 2000、XP、Vista、Windows 7
Micro-Cap9
Windows 2000、XP、Vista、Windows 7

Micro-Cap 7/8
パラレルキー版: Windows 95/98/Me、Windows NT4.0/2000/XP
USB キー版: Windows 98/Me、 Windows 2000/XP
Micro-Cap 6
Windows 95/98、 Windows NT4.0/2000
Micro-Cap V ver. 2.x
Windows 95、 Windows NT4.0
Micro-Cap V ver. 1.x
Windows 3.1/95、 Windows NT4.0
■キーが認識されないため、Micro-Cap が起動できない
下記手順でキーのドライバを更新することにより、解決する可能性があります。
MC10、MC9、MC8、MC7、MC6、MC5 ver.2 の場合(Aladdin 社 HASP キー)
以下の手順で最新のドライバをインストールできます。
1.Aladdin社WEBサイトから、ドライバ HASP4_driver_setup.zip をダウンロードする。
2.ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、hdd32.exeを取り出す。
3.hdd32.exe を実行し、ウィザードにしたがってドライバをインストールする。
MC5 ver.1 の場合(SENTINELキーのドライバは以下のURLから入手できます)
SafeNet社WEBサイトから、最新のドライバが入手できます。

■キーのドライバを更新しても、キーが認識されない
下記の項目についてご確認ください。
キーの種類の確認
MC10、MC9、MC8、MC7、MC6、MC5 ver.2 の場合
 キーに「HASP」というロゴが入っていることをご確認ください。
MC5 ver.1 以前の場合
 キーに「SENTINEL」というロゴが入っていることをご確認ください。
BIOS のパラレルポート設定

「ECP」に設定されている場合、
「SPP」「Standard」等に変更してみてください。
Windows のパラレルポートドライバ

コントロールパネルの[システム]-[デバイスマネージャ]に、「プリンタ ポート(LPT1)」という項目が存在することをご確認ください。
上記以外のご質問・お問い合わせ等は、MAILにてお寄せください。
アナログシミュレーション
■オペアンプを利用した回路の AC 解析で、ゲインが異常に小さい
回路の DC バイアスに問題がある可能性があります。
解析終了後 F5 キーを押して Numeric Output を表示し、オペアンプの出力が飽和していないかどうか確認してみてください。
上記以外のご質問・お問い合わせ等は、MAILにてお寄せください。
エラーメッセージ
■エラーメッセージ一般の対処方法
エラーメッセージのダイアログの [Help] ボタンをクリックすると、エラーに関する詳細情報が表示されます。
ご質問の際は、下記情報を記載の上、MAILにてお問い合わせください。
(事前に製品版のユーザ登録が必要です。)
Micro-Cap のバージョン(例: 「Micro-Cap 7.1.4」等)
正確なエラーメッセージ(例: 「Matrix is singular.」等)
[Help]ボタンで出る説明文の内容(コピー&ペーストできます。)
■起動時

     Can't find the NetHASP Server.
通常版の場合
キーが認識できていません。
Micro-Cap 付属のHASP キーを接続し、ドライバを確実にインストールしてください。
LAN版の場合
製品付属の「セットアップの手引き」を参照の上、NetHASP License Managerを正しくインストールしてください。
■収束関連
Internal time step too small.
下記資料に発生原因および対処方法が記載されています。
Reference Manualの収束(Convergence)の章
Help の[Contents F1]ー[Topics Contents]ー[Convergence]
上記以外のご質問・お問い合わせ等は、MAIL にてお寄せください。