マルチビーム,SEABAT,シーバット,ナロービーム,音響ビデオカメラ,音響カメラ
東陽テクニカ
海洋調査機器
  海洋調査機器
 海底地形調査、海底地質調査、港湾測量、漁礁調査、ダム湖底調査、藻場調査、海底ケーブル敷設調査、石油探査、海洋環境調査、海難(沈船)等に使用する各種海洋調査機器やセンサーを幅広く取扱っています。
海洋調査機器 > 沈船調査
沈船調査    
 
概要
沈船調査には従来、シングルビーム測深機やサイドスキャンソナーが使用されてきました。特にサイドスキャンソナーは、一度に数百メートルの幅で探査できるため、沈船調査には欠かせないシステムです。
 
一方ここ数年で新たに沈船調査に使用されるようになってきたシステムが、面的に海底地形や海底に存在する物体を3次元で捉えることができるマルチビーム測深機です。
■ サイドスキャンソナーの特徴
 
サイドスキャンソナーは反射波の強度を測定してその相対差から海底の底質や沈船等のターゲットを判別します。従って砂や泥質の海底上に沈船が横たわってい る場合には、反射強度に大きな差があり、かつ比較的海底面がフラットで、サイドスキャンソナーの音響の影で得られる船影がデータに現れるため、容易に発見 することができます。
 
一方岩礁地帯に沈んでいる船は、岩礁との反射強度差が少ない上、海底面も凹凸があるため、サイドスキャンデータの音響影による判別も難しくなります。
さらに、曳航式であるため船速を実質6ノット以上に上げることは難しく、また沈船を発見した後、正確な位置を確定することが容易ではないという欠点があります。
 
しかしながら、沈船探査には確立された手法であり、測定原理上、データ分解能が他のシステムに比べ高いため、いまだ主力機器であることに疑いの余地はありません。
 
当社で取り扱っているCM2型サイドスキャンソナーは、浅海用のシステムで、小型ボートでも使用できるよう小型軽量、簡素化されています。従って沈船に限らず、港内に沈んだ事故車の探索等、少人数で機動力を生かした探査が可能です。
 
<画像:防波堤に座礁して沈んだ船>
防波堤際に沈んだ2隻の船(画面左側)
 
防波堤際に沈んだ2隻の船(画面左側)
 
■ マルチビーム測深機
マルチビーム測深機は水深の2倍以上の幅で面的に海底や沈船を3次元で捉えることができます。システムは船に直接装備されるため、サイドスキャンソナーの 持つ、位置が不確定である、探査速度が遅いなどと言った欠点がありません。また岩礁地帯での探索でも沈船の形状を捉えるので、サイドスキャンソナーに比べ 容易に判別できます。
 
特にSeaBat8101型マルチビーム測深機は、探査幅が水深の最大7.5倍と広く、かつサイドスキャン機能を備え同時に反射強度からの判別もできるため、沈船探査にとってほぼ理想的なシステムです。
 
また、最大耐圧1500mのソナーヘッドによりROVやAUVに取り付けての探査も可能なため、そのアプリケーションは沈船探査に留まりません。
 
<画像:海底に沈んだタンカーの3次元データ>
 
18mの海底に沈んだヨットを捉えた画像
18mの海底に沈んだヨットを捉えた画像