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概要 > ケーススタディ4.株式会社イーツリーズ・ジャパン 様

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トータル・ネットワーク・コンサルティング・サービス


概要
サービス | 1. ネットワーク・トラブルシューティング | 2. トラフィック測定 | 3. 無線LAN評価 |
ケーススタディ | 1. 日野ケーブルテレビ(株) 様 | 2. 日本製紙(株) 様 | 3. ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(株) 様 |
    | 4. (株)イーツリーズ・ジャパン 様 | 5. NTTコミュニケーションズ(株) 様 |
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ケーススタディ/4.株式会社イーツリーズ・ジャパン 様



Avalancheによる客観評価で好数値



■ 株式会社イーツリーズ・ジャパン 様 会社紹介


<主な事業内容> ハードウェアベンダ


株 式会社イーツリーズ・ジャパンは、平成12年7月に有限会社として設立され、同年12月には、次世代サーバに関する特許を出願している。平成13年5月、 次世代ウェブサーバの研究開発が、「中小企業の創造的事業活動の促進に関する臨時措置法」に基づく認定を受け、株式会社に組織変更を行った。また、同年 10月には東京都より「ベンチャー技術推進企業」に選ばれ、平成14年1月には総務省から「平成13年度情報通信新事業助成対象企業に選ばれた。 さらに今年3月、総務省、通信放送機構から「先進技術型研究開発助成金対象交付企業」に選ばれている。大学や官公庁などの外郭団体が入っている「リングプ ロジェクト」のリングサーバや株式会社インプレスの「窓の杜」には、同社が開発した高速ハードウェアWebサーバが運用されている。




■ 測定対象の製品概要

LSIサーバ「e-trees Japan e-7」のイメージ図
LSIサーバ
「e-trees Japan e-7」

LSI サーバ「e-trees Japan e-7」は、動画配信時代を見据え、配信サーバが抱えるスループットや同時接続数の限界といった問題に対するソリューションとして、CPU/OSを一切使 用しないという特徴を持つハードウェア・サーバです。CPUの代わりにUPL(ユニバーサル・プロトコル・ライン)と呼ばれる処理体系を持ち、インター ネット利用に特化した命令を実行します。また、ハードディスクを用いずにメモリを16GB搭載(最大256GB)し、LSI上にファイルシステムを構築し たディスクレスのサーバです。従来の配信システムのフロントにLSIサーバを導入するだけで静的処理と動的処理の両方を効率化でき、また、Layer7ス イッチ機能を内蔵しており、ファイル・サーバやキャッシュ・サーバ、負荷分散装置が不要となるため、システム全体のコストダウンを図ることができます。本 測定は2002年11月に試作機に対して行われたが、その後発売された製品版では、最大6Gpps出力、同時コネクション数6万以上が可能となっていま す。「ハードウェアで処理をするサーバなので、ソフトウェアでは評価できない部分があります。出力が最低で1Gbps必要とするハイパフォーマンスな機械 を測定する場合には、おのずと測定機はAvalancheに限られてきます。そこで、計測機器メーカの強みを持っていて、販売だけでなく技術力や信頼性も ある東陽テクニカさんに測定を依頼することにしました。」
(株式会社イーツリーズ・ジャパン代表取締役社長・最高経営責任者 弓手 大之氏)。



■ 具体的な測定内容



Avalancheのイメージ図
Avalanche

測定ツールは、米国SPIRENT Communications社の「Avalanche」を使用しました。
Avalancheは、HTTPサーバ等の負荷試験専用機。最大で1,000,000のTCPコネクション同時接続能力と30,000トランザクション/ 秒のHTTPトランザクション発生能力を持っています。発生する負荷の内容は、HTTP/1.0とHTTP/1.1のどちらを用いるのか、Keep- Alive接続やPersistent接続の有無などのほか、URLの取得方法及び順序とその種類、TCPの再送タイマと再送回数などの項目が設定可能 で、幅広く使用されています。
実際に測定を行った項目は、「e-trees Japan e-7」のスループット、最大同時接続数の確認です。さらに、これらの項目についてはHTTPサーバとして広く用いられている「Apache」の能力比較 を行いました。Apacheはフリーのソフトウェアとして配布されており、動作させるPCのスペック、設定の内容などによってパフォーマンスが大きく変動 しますが、今回の測定値はひとつの目安として用いました。
「いくら良い製品を開発しても、機能が手前味噌ではお客様に受け入れてもらえません。客観性・中立性もあるという意味からもAvalancheでしっかりと測定していただき、数値データを把握したいと思ったのです」(弓手氏)



■ 測定結果


e-7とApacheのスループット比較spacer e-7とApacheの最大同時連続数比較


※図1のようにe-trees Japan e-7は、4,000秒以上の長時間にわたって平均で約800Mbps(796.1Mbps、イーサネット伝送のオーバーヘッド補正後)の高いスループッ トを維持できることが確認されました。スループット最大瞬時値については852.7Mbps(イーサネット伝送のオーバーヘッド補正後、4秒間の平均値) と800Mbpsを大きく超える値が観測されています。
Apacheのスループットは、ディスクアクセスが多数発生するランダムファイル取得時では56.1Mbps(イーサネット伝送のオーバーヘッド補正後)、ディスクアクセスが発生しないと思われる単一ファイル取得時でも289.4Mbpsでした。e-trees Japan e-7のイーサネット伝送のオーバーヘッド補正後スループットは、Apacheのディスクアクセスがない場合と比較して2.75倍、ディスクアクセスがある場合と比較すると14.2倍の値が確認されています。
e-trees Japan e-7は物理メモリを16GB搭載しており、この上にファイルシステムを構成しています。これに対して、通常のApacheでは物理メモリ量は数 100MBから1GB程度で、さらに、この物理メモリ上でOS、HTTPサーバプロセス、その他のプロセスが占有する領域があるため、この物理メモリの全 てをキャッシュに使用できるわけではありません。このため、e-trees Japan e-7のようなHTTPサーバが使用されると、想定される負荷状態の厳しいWebサイトに通常のApacheをインストールした場合、ファイルのアクセス 頻度に大きな偏りがあるような特性を持ったWebサイトでなければ、ハードディスクアクセスが発生し続け、スループット値はランダムファイル取得時に得ら れる値に近いと思われます。


また、※図2に示すように、e-trees Japan e-7は少なくとも約30,000のTCPコネクション同時接続能力を持つことも確認されました。e-trees Japan e-7の仕様上の最大同時接続数は65,536ですが、測定実行上の技術的制約により、今回の測定ではこの値の確認はできませんでした。Apacheの最 大同時接続数はソースコードの変更、コンパイルなど特殊なチューニングを行わなければ256で、e-trees Japan e-7の今回確認された値と比較してe-trees Japan e-7はApacheの117倍以上の能力を持つことが証 明されました。
「今回、業界標準とも言えるAvalancheを使い、ハードウェアで負荷をかけるといった機器にとって最も負担のかかる測定を行ったことで、お客様から も『きちんとした数値が出ている』との評価を頂いております。第三者の客観的評価でスペックを出すことができたという意味で、東陽テクニカさんへの依頼に は大変満足しています。」(弓手氏)
東陽テクニカは、測定機器ベンダーとして各種の多様な測定機器を取り揃えています。
「LANRescuer」サービスは、お客様の要望に応じて専門スタッフが個々に対応し、ネットワークシステムのパフォーマンスの現状を把握して最適なソリューションを提供していきます。


弓手大之社長の写真 代表取締役社長・最高経営責任者
弓手 大之