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LAN Rescuer
  
 
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LANRescuer

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トータル・ネットワーク・コンサルティング・サービス


概要
サービス | 1. ネットワーク・トラブルシューティング | 2. トラフィック測定 | 3. 無線LAN評価 |
ケーススタディ | 1. 日野ケーブルテレビ(株) 様 | 2. 日本製紙(株) 様 | 3. ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(株) 様 |
    | 4. (株)イーツリーズ・ジャパン 様 | 5. NTTコミュニケーションズ(株) 様 |
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ケーススタディ/5.NTTコミュニケーションズ株式会社 様



Chariotによるネットワーク・パフォーマンス・テストでVoIP導入



■ NTTコミュニケーションズ株式会社 様 会社紹介


<主な事業内容>


株式会社 NTTコミュニケーションズは、平成11年7月に設立されたNTTグループの中核カンパニー。
“グローバルIPソリューション”の実現に向け、これまで築き上げてきた“e-theater”を核とし、「ソリュ

ーション」「ユビキタス-NWマネジメ ント-」「セキュリティ」「グローバル」の4つのコアバリュー(柱)を軸

に、ユーザーのIPマイグレーションをトータルに支援する“グローバルIPソ リューションサービス”の提

供を目指している。




■ 測定対象の概要



NTTコミュニケーションズ様の依頼により、(株)読売新聞社の社内IPネットワークの調査(2003年1月14

日~17日)を行いました。対象となった のは、同社が全国に配置している取材活動の拠点となる支社

・支局の48拠点です。今回のネットワーク調査では、ネットワークの状況を調査し、現状のネット ワーク

でVoIPを使用することが可能か、また適切なパフォーマンスが出るかどうかを客観的に評価いたしまし

た。
「私どもはネットワークを構築する立場として、VoIPという部分のサービスの兼ね合いを考えたときに、

ネットワークのパフォーマンスを基本的な部分で調 べておかなければなりません。そこで、計測機器メ

ーカならではのご提案をしていただいた東陽テクニカさんに“Chariot”での測定を依頼することにし た

次第です」。
(NTTコミュニケーションズ株式会社/ITビジネス推進部 

NWソリューショングループ主査・上山 祐治 氏)。



■ 具体的な測定内容



測定ツールは、米国Net-IQ社の「Chariot」を使用しました。Chariotは、ネットワーク上のVoIPのパフォ

ーマンスを測定するソフト ウェア型のツールです。2台のPC間で擬似的にRTPパケットを送り合い、

VoIPの音声品質に大きく影響する遅延やパケットロスを計測します。IP電話 の番号取得の品質基準と

なるR値のパラメータを算出することが可能になり、最大で1万セッションまでエミュレートできます。それ

らの数値の集計方法に G.107のE-Modelが使われており、実際のR値を算出するための全てのデータ

が測定できるわけではありませんが、個々にパラメータを揃える作業に 比べれば、かなりの負荷の軽

減を見込めます。
R値の算出は、多くのパラメータを揃える必要があり、リアルタイムにその数値を図ることは非常に困難

なため、他の品質評価数値から割り出す仕組みでR値を 出力しようというものです。特にVoIPを使った

アプリケーションの運用テストに最適で、テスト結果に応じてネットワークの帯域幅や回線数を増やすな

どの対策が可能になります。ネットワークを最適化するためのパフォーマンスベースライン測定とネットワ

ーク変更の検証、VoIPネットワークのパフォーマンス 測定、VoIP導入前のネットワークの事前評価、WiFi

テスト(ワイヤレスLAN相互接続性のテスト)などを行えます。


実際に測定を行ったのは、東京拠点、大阪拠点、府中拠点、北陸拠点、北海道拠点の5つの拠点を結

んだネットワークについてです。(※図参照)各拠点に Chariot Endpointの端末を設置し、各拠点間で

メッシュ上にRTPデータを送信します。各拠点間では双方向にデータを送信します。また、1回の測定は

図のよ うに合計20本のコネクションで行いました。測定条件については、1回の測定時間は2分半で、

測定間隔は20分。合計の測定時間は24時間になります。測 定したパラメータは、「遅延」「ジッター」「パ

ケットロス」及び「R値」の4つで、測定対象はNTTのネットワークです。
「音声をある基準に基づいた第3者からの客観的な数値データが裏づけとしてないと、 VoIPサービスを

安心してユーザーに提供することはできません。ですから、Chariotでしっかりと測定していただき、数値

データを把握したいと思ったのです」(上山氏)。


NTT or PoweredCOMのネットワーク
(図中の赤い矢印はRTPデータを表わします。)
NTT or PoweredCOMのネットワークのイメージ図



■ 測定結果



今回、行われたデータを見ると、全体的にネットワークの品質は良く、ネットワーク上でVoIPを使用して
も全く問題がないことが判明しました。さらに、今回の測定では1日の測定において数回程度で、パケ
ットロスはほとんど見られませんでした。
区間ごとにみていくと、「府中―東京間」では、遅延が約2~4ミリ秒で、揺らぎは約1ミリ秒以下でR値は
ほぼ80を保っていました。
「府中―大阪間」では、遅延が約4~6ミリ秒、揺らぎは約1ミリ秒以下で回線は非常に良好でした。遅延
のグラフにおいて午後7時~午後11時ごろにピークが見られます。
「府中―北海道間」では、遅延が約13ミリ秒で推移し、揺らぎが約1~1.2ミリ秒で推移し、R値はほぼ80
を保っていました。
「府中―北陸間」では、遅延は約10ミリ秒、揺らぎは約1ミリ秒であり、回線は良好でした。遅延のグラフ
において値がゼロ及び約60ミリ秒になっている時間帯がありましたが、これは北陸のパソコンのスペック
に原因があると考えられます。R値はほぼ80を保っていました。
「東京―大阪間」では、遅延が約10ミリ秒で推移し、午前3時~午前5時ごろにかけて遅延のピークが
見られました。揺らぎは約1ミリ秒以下で、回線は良好でR値はほぼ80を保っていました。
「東京―北海道間」では、遅延が約10ミリ秒、揺らぎは約1ミリ秒で、回線は非常に良好でR値はほぼ
80を保っていました。
「東京―北陸間」では、遅延が約10ミリ秒以下、ジッターは遅延が約1ミリ秒以下で推移していました。
遅延のグラフにおいて値がゼロ及び約60ミリ秒になっている時間がありますが、やはり北陸のパソコン
のスペックに原因があるものと見られます。
「大阪―北海道間」では、遅延が約15ミリ秒以下、揺らぎは約1ミリ秒以下で、回線は良好でした。R値
はほぼ80を保っていました。
「大阪―北陸間」では、遅延が約10ミリ秒以下、揺らぎは約1ミリ秒以下で、回線は非常に良好でした。
遅延がゼロ及び約70ミリ秒以下になる点は、やはり北陸のパソコンのスペックによるものと思われます。
R値はほぼ80を保っていました。
最後に、「北海道―北陸間」では、遅延が約20ミリ秒以下、揺らぎは約2ミリ秒以下で、回線は非常に
良好でした。
また、遅延がゼロ及び約70ミリ秒になる点は、大阪―北陸間と同様の理由によるものと思われます。
R値はほぼ80を保っていました。
以上の結果から各区間において、遅延、ジッター、パケットロス等のパラメータに関しては非常に良い
数値が出たことで、ネットワークをVoIPに使用しても問題ないことが裏付けられました。
「今回の測定には、実際の数値評価が悪ければ、VoIPサービスの導入は見送るつもりで臨みました。
そうした意味では、結果的に好数値が出たことによるゴーサインは期待通りだったと言えると思います
」(上山氏)。

東陽テクニカは、測定機器ベンダーとして各種の多用な測定機器を取り揃えています。
「LANRescuer」サービスは、お客様の要望に応じて専門スタッフが個々に対応し、ネットワークシステム
のパフォーマンスの現状を把握して最適なソリューションを提供していきます。


測定結果のイメージ図




上山佑治グループ主査の写真 ITビジネス推進部 NWソリューショングループ主査
上山 佑治