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LAN Rescuer
  
 
概要 > ケーススタディ3.ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC株式会社 様

LANRescuer

LANRescuer
トータル・ネットワーク・コンサルティング・サービス


概要
サービス | 1. ネットワーク・トラブルシューティング | 2. トラフィック測定 | 3. 無線LAN評価 |
ケーススタディ | 1. 日野ケーブルテレビ(株) 様 | 2. 日本製紙(株) 様 | 3. ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(株) 様 |
    | 4. (株)イーツリーズ・ジャパン 様 | 5. NTTコミュニケーションズ(株) 様 |
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ケーススタディ/3.ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC株式会社 様



VoIPシステム統合をLANRescuerがバックアップ



■ ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC株式会社 様 会社紹介


<主な事業内容> インターネットサービス、データ系ネットワークサービス、ボイスサービス


世界70カ国に顧客をもつケーブル・アンド・ワイヤレスIDC社は、広帯域データ通信、インターネット事

業、一般加入電話、携帯電話のほか、インタラク ティブコンテンツも含めた事業を展開しています。ま

た、グループ全体による「アジア地域のインターネット拠点」を目指す同社は、信頼性の高いインター

ネッ トのバックボーンを構築し、グローバルなネットワークサービスを提供しています。
そのほかに注目されているサービスとして、首都圏に光ファイバーを敷設し、CAN(カスタマー・アクセ

ス・ネットワーク)として、次世代型のブロードバン ドに対応した、超高速・高信頼性およびパフォーマン

スの高い通信インフラを整備し、個人や法人に最先端のネットワーク環境を提供しています。




■ 試験対象システム概要


金融会社A社のネットワークは、東京と世界最大規模の金融市場であるロンドン、ニューヨークの3拠

点を結び、1.5MbpsのATM(非同期転送モード)回線を利用したWANを構築し、拠点間のリアルタイム

な情報共有を可能にしています。
各拠点のWAN回線はDS‐3 ATM(帯域は1.5Mbpsに制限)で、このネットワーク上で現状のデータ系ト

ラフィック以外で新たにVoIP(Voice over Internet Protocol)を統合する計画が進められました。
このプロジェクトに関しては、豊富なネットワークノウハウをもち、信頼性の高いシステム構築で数多く

の実績があるケーブル・アンド・ワイヤレスIDC/エンタープライズ マーケッツ ジャパン部門 様(以下

敬称略)に依頼しました。


■ 確認試験依頼の背景


一般的にデータ系と音声系の統合においては、音声系のトラフィックがリアルタイム性を要求するため、

データ系のトラフィックがバースト的に発生し、回線が輻輳した際にも音声系トラフィックのパケットロス、

遅延、ジッタを最小限に抑える必要があります。
A社では、高品質回線ATMのPVC(Permanent Virtual Channel)により、あらかじめ通信経路を設定し、

音声系トラフィックのQoSを安定させる方法ではなく、各拠点の出口となるルータにQoS設定を施 し、

音声系トラフィックを優先的に制御する予定でした(表1参照)。
ケーブル・アンド・ワイヤレスIDCが、VoIPシステムの統合にあたって、動作試験を検討した理由は、実

際に統合を行う前に、ルータに対して予定されているQoS設定を行った際に、期待どおりの動作が得ら

れるかどうかを実証するためでした。
ケーブル・アンド・ワイヤレスIDCは、構築したネットワーク・システムが100%保証できるものとするため

に、確認試験を東陽テクニカに依頼しました。


■ 具体的な試験内容


試験ツールは、米国SPIRENT Communications社の「SmartBits」を使用しました。
SmartBitsは設定した任意のパケットを送信し、送信したパケットを受信させることで、パケットロス、

遅延などの測定が可能な機器で、ルータやスイッチの性能測定など、幅広く使用されています。
実際の測定では、各拠点に設置したルータと同様のキューイング設定を行い、VoIPとFAXが優先的

に制御されるようにルータの環境設定を行いました。図 1のように、ルータ2台をDS-3 ATMインター

フェイスで対向に接続し、一方の試験対象ルータの100M EthernetポートにSmartBitsからの試験パ

ケットを入力し、もう一方のルータの100M Ethernetポートより出力されるトラフィックを計測し、パケット

ロス、遅延の解析・検証を行いました。この測定により、図2のようにATM回線が輻 輳を起こしている

ときでも、カテゴリ5のVoIPトラフィックはキューイング設定どおり優先的に制御され、パケットロスが発

生しないことを確認することが できました。また、図3のようにカテゴリ5のVoIPトラフィックについては

パケットの平均遅延もほかのカテゴリに対し、低く安定した動作が保たれている ことも実証されました。


表1 パケットロス
カテゴリ 内容 キューイング方式 設定帯域(kbps)
カテゴリ1 業務アプリケーション Class Based 330
カテゴリ2 メールなど Class Based 330
カテゴリ3 ファイル共有 Class Based 165
カテゴリ4 ストリーミング Weighted Fair 640
カテゴリ5 VoIP、FAX Priority 300
図1 ルータ環境設定
ルータ環境設定


図2 パケットロス
パケットロス
図3 パケットの平均遅延
パケットの平均遅延



■ 診断後の効果


この結果から、ルータのキューイング設定により、VoIPトラフィックの保護は、ほぼ期待どおりの動作が

行われ、安定稼動することが確認できました。 VoIPに求められるリアルタイム性と品質が実証され、

システムの信頼性を確保することにより、ケーブル・アンド・ワイヤレスIDCへの評価はこれまで以 上

に高まりました。今や多くの企業がネットワークを駆使した業務システムを構築し、企業活動の基盤と

なっています。
それに伴い、ネットワークは複雑化・大規模化し、最適な通信環境を維持することが困難になりつつあ

ります。東陽テクニカの「LANRescuer」サービ スは、こうしたネットワーク・システムのパフォーマンスを

解析し、現状を把握することで、最適なネットワーク環境を維持するためのソリューションをご提供 し

ます。



<東陽テクニカ担当者プロフィール>
LANRescuerネットワークコンサルタント
上田 直由